住宅の豆知識

外観デザインを一新!玄関ドアのリフォームを始めませんか?

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お客さまのお迎え、仕事・学校・買い物など お出かけ時、日常生活に便利なアイテムの収納など さまざまなシーンで利用される玄関は、誰もが1日1回 必ず利用する大切な場所です。

玄関とは、もともと仏教用語のひとつであり 禅宗において「玄妙なる道に入る関門 (深淵なる仏法に入るための入り口)」を由来とする言葉になります。

日本における玄関の歴史は 室町幕府 8代将軍 足利義政によって東山御所に玄関が設置されたのが 始まりとされており、当時の玄関は 方丈の南東の隅に土間の廊下を突き出したかたちをしていました。

江戸時代になると 武士や商人などを中心に 来客・対面用の表玄関、家族が使用する内玄関、使用人・御用聞きが使用する勝手口など さまざまな玄関が誕生し、明治時代を迎えると 一般市民のあいだでも玄関が設置されるようになりました。

室町時代より始まった日本の玄関文化ですが、現代日本では 玄関の役割そのものが変わりつつあり 玄関の無い住宅も増えています。

しかしながら、さいたま市では いまもなお 多くの世帯で 玄関が設置されており、住宅の屋根・外壁とともに その家に住んでいるご家族の人柄や印象を大きく左右する要素として 重要視されています。

ここでは、比較的お手頃な価格で 住宅の外観デザインを一新できる 玄関ドアのリフォーム・リノベーションについてご紹介いたします。

玄関ドアのリフォームポイント

住まいの内側と外側を仕切る役割を担う 玄関ドアには、さまざまな種類があります。

そのため、玄関ドアのリフォーム・リノベーション時に 選んだ玄関ドアの種類によって 住宅の外観デザインが変化するだけではなく 玄関そのものの使い勝手や機能・性能も大きく変わります。

玄関ドアをリフォーム・リノベーションする際には、ドアのデザイン性だけではなく 安全性や利便性といった機能・性能にもこだわると より快適で住み心地の良い住まいとなります。

玄関ドアの開閉タイプ

玄関ドアの開閉タイプは 大きく「開き戸タイプ」と「引き戸タイプ」に分けられます。

開き戸タイプとは、ドアを押したり引いたりすることで開閉できる種類のドアになります。

開閉時 ドアが移動する側に ある程度のスペースが必要となりますが、利き手に合わせて 右開き・左開き どちらにも対応できる、比較的シンプルな構造であるためコストが安い、気密性・遮断性・防犯性が高い、アパートやマンションなど玄関間口の狭い場所にも設置できる といったメリットがあります。

そのため、東京都のベッドタウンとして人気のさいたま市では 多くの建物にて 開き戸タイプの玄関ドアが採用されています。

引き戸タイプとは、古くから日本の家屋に採用されている ドアを横にスライドさせて開閉する種類のドアになります。

現在では「スライディングドア」と呼ばれており、ドアを開閉する際 前後に移動する必要がなく 開いたドアが勝手に閉まってしまう心配もありませんので 車いす利用者、高齢者、妊娠中の女性、幼いお子さまも安心して利用することができるバリアフリー設計となっています。

しかしながら、開けたドアを引き込む場所を確保するため ドア2枚分の壁が必要である、リフォームプランによっては設置が難しい場合があります。

玄関ドアの素材選び

日本では 古くから木質系の玄関ドアが主流でしたが、現在ではアルミやスチールといった金属系の玄関ドアを設置するのが主流となっています。

温かみのあるナチュラルな雰囲気がオシャレな木質系の玄関ドアは、軽量で断熱性に優れており 結露の発生原因となる住宅内への外気の侵入をしっかり防いでくれます。

しかしながら、木質系の玄関ドアは 傷付きやすく 劣化しやすいため 定期的なリペイント・補修が必要となります。

また、安全上の理由から 防火地域・準防火地域エリアには設置することができない場合もありますので 木質系の玄関ドアにリフォームする際には 事前にお住いの地域が防火地域・準防火地域かどうかを確認しておきましょう。

耐久性の高さとシンプルなデザインから 現在 主流となっている金属系の玄関ドアには、アルミ・スチール ( 鋼板 ) ・ステンレスの3種類あります。

軽量で丈夫なアルミ製の玄関ドアは、豊富なデザイン性と錆びつきにくく耐久性も高いことから 多くの建物の玄関に設置されています。

しかし、熱伝導率が高く 外気の影響を受けやすいため 断熱性能は低めとなります。

また、アルミは 金属のなかでも柔らかい素材ですので 傷付きやすく凹みやすいので 定期的なメンテナンスが欠かせません。

熱伝導率が低く 丈夫なスチール製の玄関ドアは、アルミと比べて重みがあり 耐久性が高く 防火性・防音性・防犯性に優れています。

しかし、落ち着いたシンプルなデザインが多く 錆びつきやすい素材ですので、住宅の外観デザインを大きく変化することが難しく リペイントなど定期的なメンテナンスが必要となります。

衛生的で錆びに強いステンレス製の玄関ドアは、耐久性が高く 塩害の影響を受けにくいことから 海沿いの住宅や台風による塩害にお悩みの地域では よく選ばれています。

デザインのバリエーションが豊富であり 汚れを落としやすく リペイントによる定期的なメンテナンスを行う頻度も少ないといったメリットがある一方、アルミ製やスチール製の玄関ドアと比べて リフォーム費用がやや高めというデメリットがあります。

玄関ドアの機能・性能

玄関ドアは 住まいの気密性・断熱性を高めるために とても重要なポイントとなります。

なぜならば、住まいにおける熱の流入出の割合が もっとも大きいとされているのが 住宅の内側と外側をつなぐ開口部であるからです。

玄関ドアの気密性・断熱性が低いと 室内の空気が屋外へと逃げやすくなり、夏は暑く 冬は寒い 冷暖房効率の悪い住まいとなってしまいます。

とくに 高齢者の方と同居されているご家族は 寒暖差によるヒートショックを起こす可能性がありますので 玄関ドアの気密性・断熱性を高めておくことが大切です。

なお、玄関ドアの機能・性能には 気密性・断熱性を向上させるタイプだけではなく 採光性、防犯性、通風性など さまざまな機能・性能が備わったものもたくさんあります。

どのような機能・性能を持っている玄関ドアを設置すべきか ご家族できちんと話し合うことがリフォームを成功させるポイントになります。

住宅の外観デザインとの相性もチェック!

玄関ドアをリフォームすることで 住宅の外観デザインも一新することができます。

しかし、リフォームした玄関ドアが 屋根・外壁と相性が悪いと 悪目立ちしてしまったり、住宅全体の雰囲気や印象が悪くなってしまったりと 残念な仕上がりになってしまう恐れがあります。

玄関ドアをリフォームする際には、住宅の外観デザインを構成している屋根・外壁との相性を踏まえて 素材や色を選びましょう。

屋根・外壁と相性の良い玄関ドアの色選び

玄関ドアをリフォームする際、外観デザインのアクセントとするか、屋根・外壁に馴染む色を選ぶかによって選び方が大きく変わってきます。

外観デザインのアクセントとして玄関ドアの色を決める場合、外観全体の50%以上を占めるベースカラーと調和色となるアソートカラーに トーン違いの類似色を選び 玄関ドアには反対色を選ぶと 統一感のあるおしゃれな外壁デザインに仕上げることができます。

また、ベースカラーとアソートカラーを同じトーンの類似色にし アクセントカラーとなる玄関ドアには反対色を合わせるもおすすめです。

ただし、玄関ドアをアクセントカラーとして取り入れる場合、彩度の高い色を選んでしまうと 極端に目立ってしまいますので 犯罪者の目に留まりやすくなります。

住宅全体のバランスと防犯面を考慮し できるだけ彩度の低い色の玄関ドアを選び 玄関周辺に防犯カメラや人感センサー付き照明を設置するようにしましょう。

屋根・外壁に馴染む相性の良い色の玄関ドアを設置したいとお考えならば、ベースカラーやアソートカラーと同系色もしくは類似色を選ぶと 住宅全体に統一感が生まれ 印象の良い外観デザインに仕上がります。

また、屋根・外壁・玄関ドア すべて異なる色合いであっても同じ色調であれば まとまりのあるオシャレな外観デザインとなりますので、個性を出したいとお考えのご家族は 思い切ってチャレンジされてはいかがでしょうか。

玄関ドアのリフォーム費用相場

玄関ドアのリフォーム費用相場ですが、基本的にドアのみの交換となりますので 比較的お手頃な価格でリフォームを行うことが可能です。

また、玄関ドアのリフォームと併せて 収納の造りづけ、土間の改修、玄関の拡張・増築、バリアフリー化など 玄関まわりの大規模なリノベーションを行った場合であっても 施工面積が狭いため キッチン・トイレ・浴室などのリフォームと比べて 低価格でリフォームを行うことが可能です。

古くなった玄関ドアを撤去し 新しい玄関ドアを設置する交換リフォームであれば、玄関ドアのグレードやリフォーム範囲などによって多少異なりますが 平均30万円~50万円ほどでリフォームを行うことができます。

なぜ 玄関ドアを交換するだけで30万円もかかるのか と気になるご家族も多いのではないでしょうか。

その理由は、現在お使いの玄関ドアを取り外して新しい玄関ドアと交換する取り付け費用10万円~13万円、玄関ドア本体費用 20万円~42万円ほど掛かるからです。

なお、玄関ドアの交換リフォーム費用につきましては、リフォーム業者ごとに施工費用の金額設定が異なりますので 複数のリフォーム業者から相見積もりを取り ご家族の希望やご予算に合うリフォーム業者に依頼することをおすすめします。

玄関ドアの交換リフォームは 四季彩ホームにお任せください!

屋根・外壁とともに住宅の外観デザインを左右する玄関ドアは、そこに住むご家族の人柄や印象といった第一印象を決定づける重要な要素となります。

しかし、玄関ドアの交換リフォームにかかる費用は 平均30万円~であり 屋根・外壁塗装や水回り設備のリフォーム・リノベーションと比べると 比較的低価格ではありますが それでも決してお安い金額ではありません。

四季彩ホームでは 屋根・外壁と相性の良い玄関ドアのご提案、玄関ドアの交換リフォーム時に利用できるリフォーム補助金・助成金制度の申請サポートなどを行っております。

ぜひ お気軽にご相談ください。

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