住宅の豆知識

2021.09.10 住宅の豆知識

家事動線の良い間取りにリフォームするポイント

 

これまで「一生に1度の大きな買い物」とされてきた家。

しかし、どんなに こだわって理想的な家を建てたとしても、毎日繰り返される料理・洗濯といった家事仕事がスムーズにこなすことができない間取りでは 朝からストレスが溜まってイライラしやすくなってしまいます。

とくに子育て世帯や共働き世帯は、家族の健康を支える朝食・お弁当づくりや出勤・通学の準備などで とにかく忙しく、ほっと一息できる時間は ほとんどありません。

一般的に 家事仕事は1人でこなすよりも家族全員でこなしたほうがスムーズになると言います。

たしかに 家族全員で家事を分担することで 1人で家事仕事をこなすよりも負担は軽減されますが、家の間取りによっては 家事を行うために通る経路が被ってしまい それぞれが担当している家事仕事の邪魔してしまう可能性があります。

毎日の家事仕事をスムーズにこなすためには、料理・洗濯・掃除など それぞれの家事仕事を行う際に生じる無駄な動作を抑えられる「家事動線」を 間取りに取り入れることがポイントになります。

家事動線とは

家事動線とは、家族1人ひとりの日常生活における行動を示す生活導線のひとつです。

さいたま市では リビングを中心にキッチン・洗面所・トイレなど 家族が頻繁に利用する部屋を配置するのが一般的となっています。

しかし、頻繁に利用する部屋ということは 1日に何度も行ったり来たりを繰り返すということになりますので、あまりにもこだわりすぎて複雑な間取りにしてしまうと 行動の無駄が多くなり 移動時間を大きく消費する原因となります。

とくに 料理・洗濯・掃除など毎日しなければならない家事仕事にとって、行動の無駄や移動時間の消費は 作業効率の低下、労働時間の増加、体力面・精神面への負担増加に繋がるため、家族と過ごす大切な時間が減ってしまう 自分の時間を作れなくなる可能性があります。

家事動線とは、毎日の家事仕事を無駄なく効率的かつスムーズにこなすことを目的とする生活導線のひとつですが、ご家族が健やかで快適な日常生活を過ごすうえで とても大切な導線でもあります。

家事動線を取り入れた間取りづくりのポイント

既存住宅のリフォーム・リノベーションに合わせて家事動線を取り入れた間取りづくりを実施する場合、

  • 家族1人ひとりの日常生活における行動パターン
  • 家事仕事の負担を軽減できる家電製品
  • それぞれの家事仕事における主な動作

この3つのポイントを押さえた家事動線を考えることが大切です。

日常生活における家族の行動パターンを調べる

生活導線のひとつである「家事動線」は、料理・洗濯・掃除などの家事仕事を効率的かつスムーズに行うための経路になります。

しかし、家族と言えど 年齢・性別・性格・考え方には大きく違うため 家族1人ひとりの行動パターンを確認せずに 家事動線を決めてしまうと 家のなかで渋滞が発生してしまったり、使いたいときに使えない場所があったりとスムーズに家事をこなすことができなくなってしまうおそれがあります。

とくに トイレ・浴室・洗面所まわりは 家事動線を優先し過ぎてしまうと、混雑しやすく 使用したい時間帯が被りやすくなります。

また、トイレ・浴室・洗面所を近くに配置した間取りに仕上げてしまうと 効率良く掃除を行うことができますが、その一方で トイレや洗面所から浴室が丸見えになってしまうなどプライバシー面での問題が発生する可能性があります。

家事時間を短縮できる家電製品を導入する

家事動線を間取りづくりに取り入れる際、どの家事仕事で どのような家電製品を使用するのかによって家事をこなすのにかかる時間や家事動線は大きく変わります。

たとえば 衣類乾燥機能が備わった洗濯機や家庭用乾燥機を導入した場合「洗濯物を干す」という工程を省くことができ、洗濯によって生じる肉体的・精神的な負担が無くなり 家事時間も短縮することができます。

また、自宅に衣類乾燥機能が備わった洗濯機もしくは家庭用乾燥機があることで、天気の悪い日も部屋干しによって生じる生乾きの臭いを気にする必要がなく、水分を含んで重たくなった衣類をコインランドリーまで運んでいく手間もかかりません。

家事仕事で もっとも効率化が難しいとされる掃除も ロボット掃除機を利用することで 掃除による手間を少し軽くすることが可能です。

調理・食事後の面倒な調理器具・食器洗いも 家事時間を短縮することができる食器洗い洗浄機を導入することで キッチンへの滞在時間が減り、さらに家族と過ごす時間や自分の時間をつくることができます。

家事ごとに異なる動作を確認する

ひとくちに「家事」と言っても 料理・洗濯・掃除など さまざまな種類があり、それぞれの家事ごとに動作が大きく異なります。

家族の健康を支える食事づくりの場合、冷蔵庫・シンク・調理台・コンロ・電子レンジのあいだを何度も行ったり来たりする横方向への動作が多い傾向にあります。

このような動作の無駄を無くすためには それぞれの場所を少ない歩数で移動することに加え、横一直線ではなく 三角形を描くように導線を考えることがポイントとなります。

食事と同じく 家族の健康に関わる洗濯の場合、洗濯にまつわる一連の動作は「洗う ⇒ 干す ⇒ 畳む ⇒ 収納」になります。

平屋建ての住宅にお住いであれば、洗濯にまつわる一連の動作をすべて1階で済ませることができますが、2階・3階建ての住宅にお住いの場合、物干し場を2階・3階のベランダもしくは屋上に設けていることが多く、横方向の動きだけではなく 縦方向へ大きく伸びる動作を含めた家事導線を考える必要があります。

「直線」と「回遊」それぞれのメリット・デメリット

毎日を快適に過ごせる住み心地の良い家へとリフォーム・リノベーションする場合、料理・洗濯・掃除など それぞれの家事仕事を担当する人が どのように動くのか、何があると便利なのか ご家族で話し合い、効率的かつスムーズに家事ができるよう家事動線を取り入れた間取りを考えることがポイントです。

家事動線には「直線タイプ」と「回遊タイプ」の2種類あります。

現在さいたま市では、回遊タイプの家事動線が主流となっておりますが、家族構成や生活スタイルによっては直線タイプの家事動線のほうがスムーズに家事仕事をこなすことができる場合があります。

直線タイプの家事動線

直線タイプとは、家の中心に廊下を引き そのまわりに部屋を割り振っていく家事動線になります。

たとえば 『玄関ホール ⇒ 浴室・洗面脱衣室 ⇒ キッチン』このような直線タイプの家事動線を間取りに取り入れ 住宅リフォーム・リノベーションを行った場合、キッチン作業中にお風呂を沸かしたり、洗濯機を回したりすることができるほか、外出先から帰宅後 すぐに手洗い・うがいができるため 風邪・インフルエンザの予防や新型コロナウイルス感染症対策にも繋がります。

直線タイプの主なメリット

  • 家事動線が短くなり 家事の効率化が図れる
  • 移動距離が短く 手間や労力を抑えられる
  • 家事動線上に収納スペースを設けることでスムーズに片づけられる

直線タイプの主なデメリット

  • 生活感が出やすく、家族のプライバシーを守りにくい
  • ドアや仕切りが少なく 冷暖房効率が悪くなりやすい
  • ・導線同士が交わりやすく 家事仕事がスムーズにいかないことがある

回遊タイプの家事動線

回遊タイプとは、家のなかをグルグルと動き回ることができる間取りのことであり、1990年代以降 さいたま市にて主流となっている家事動線になります。

直線タイプとは違い、1つの部屋から移動できる部屋が増えるため 最短距離で目的の部屋まで移動できるのが特徴です。

たとえば 『玄関ホール ⇒ 洗面脱衣室 ⇒ ランドリールーム ⇒ キッチン ⇒ 玄関ホール』このような回遊タイプの家事動線を間取りに取り入れ 住宅リフォーム・リノベーションした場合、キッチン作業と洗濯 それぞれ異なる家事を同時に行うことができるようになるほか、どの部屋も玄関ホールへと続いているため 突然の来客にも すぐに対応することができます。

回遊タイプの主なメリット

  • 収納スペースを確保しやすい
  • 家族のプライバシーを守りやすい
  • 家事だけではなく 子育てや介護の負担も軽減できる
  • アイディア次第で住み心地の良い空間を実現できる

回遊タイプの主なデメリット

  • 出入り口や通路が増え 居住空間が狭くなり窮屈さを感じる
  • 住宅の耐震性能に影響を与える可能性がある
  • 家具を配置するスペースが限られる
  • 間取りによっては生活音やニオイなどが気になる

家事動線は 家族構成や生活スタイルによって世帯ごとに異なります。

家事動線の良い間取りへと リフォーム・リノベーションすることで、毎日の家事仕事がずいぶんと楽になり 家事によるストレスが減り 快適な日常生活を過ごすことができます。

しかし、家事動線を中心に間取りづくりを行ってしまうと 家事効率は格段に上がる代わりに収納スペースが少なくなってしまうおそれがあります。

また、家事動線のタイプによっては 生活空間が狭く窮屈になってしまうこともありますので、住宅リフォーム・リノベーションを実施する際は 家具の配置と収納スペースの確保、家の広さ、家族の行動パターンを踏まえた間取りづくりがポイントです。

四季彩ホームでは、家事動線に関するお悩みや間取りづくりに関するご相談を承っております。

ぜひお気軽にご相談ください。

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