住宅の豆知識

ユニットバスの種類とメリットとは?リフォーム工事費用の内訳

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現在さいたま市では、工場で製造された天井・床・壁・浴槽などのパーツを現場で組み立てて浴室を設置する「ユニットバス」が主流となっていますが、築年数の古い住宅では 柱や梁などで軸を組んだ「在来風呂」と呼ばれる昔ながらのお風呂が設置されています。

しかし、キッチンやトイレなど ほかの水回り設備と同じく お風呂にも寿命があり、古くなってくると湯船が冷めやすい、浴室内が寒すぎて身体が震える、壁や床の水はけが悪くなってカビやすい といった様々な住宅トラブルや問題が起こりやすくなります。

なかでも経年の劣化により浴室内の防水性が低下しやすい在来風呂は、住宅全体の耐久性に深刻なダメージを与える水漏れや腐食を招きやすいため、四季彩ホームでは在来風呂からユニットバスへの浴室リフォームをご提案させていただいております。

ユニットバスの種類



ユニットバスとは、ビジネスホテルやシティホテルなどの宿泊施設、アパート・マンションなど一部の集合住宅にて よく見られる浴室設備になります。

日本では 主に浴槽・洗面台・トイレが同じ部屋内に設置されている浴室をユニットバスと呼ぶことが多いですが、浴室・洗面台・トイレがそれぞれ独立している1点タイプ、トイレ以外の設備が同じ部屋内にある2点タイプ、浴室・洗面台・トイレがすべて同じ部屋内にある3点タイプと ユニットバスには様々な種類があります。

ユニットバスの種類と特徴

 1点タイプ



さいたま市でも多くの世帯で採用されているユニットバスのタイプ。

浴室内には浴槽と洗い場以外の設備がなく 浴室・洗面台・トイレがそれぞれ独立していますので、ご家族の誰かが入浴中であっても 気兼ねなくトイレを利用することができます。

また、浴室内には浴槽のほかに洗い場が設置されていますので浴槽の外で全身を洗うことができるほか、節水対策として入浴後の残り湯を洗濯に活用することもできますのでヒトと環境に優しいユニットバスとも言えます。

主に一戸建て住宅、アパート・マンション問わず 幅広いお風呂メーカーが取り扱っています。

 2点タイプ



浴室内に浴槽・洗い場・洗面台が設置されているユニットバスのタイプ。

1点タイプや3点タイプ比べ、日本ではあまり普及していませんが、浴室と洗面台の汚れをシャワーで一気にまとめて洗い落とすことができるため掃除の手間が掛からないメリットがあります。

ご家族の誰かが入浴中の場合、洗面台を利用することはできませんが 簡単な手洗い・うがいであれば玄関まわりやトイレ内にセカンド洗面を設置しておくことで対処することができます。

1点タイプと同じく、浴室内には洗い場が併設されていますので浴槽の外で全身を洗うことができるほか、節水対策として入浴後の残り湯を洗濯に活用することができます。

 3点タイプ



浴室内に浴槽・洗い場・洗面台・トイレがすべて設置されているユニットバスのタイプ。

主にビジネスホテル・シティホテルなどの宿泊施設、賃貸向けアパート・マンションなどの集合住宅を中心に多く採用されています。

1つの部屋内に3つすべての設備が設置されていますので シャワーを使って効率的に汚れを洗い落とすことができます。

しかし、ご家族の誰かが入浴中の場合、洗面台と洗面台の利用ができませんので ライフスタイルや家族構成によって セカンド洗面やトイレの増設が必須となる可能性があります。

ほかにも、ユニットバスは湿気がこもりやすいのでシャワーカーテンを使用していてもトイレットペーパーが水分を含んで湿ってしまいますのでトイレットペーパーの替えは別の場所で保管しなければならない、洗い場のスペースが狭く浴槽内で全身を洗う必要がある、入浴後の残り湯を洗濯に再利用することが難しいなどのデメリットもあります。

在来風呂からユニットバスにリフォームするメリット



お風呂のリフォーム・リノベーション方法には 大きく分けて2つあります。

1つは 昔ながらの在来工法で仕上げた「在来風呂」、もう1つは 1964年の東京オリンピックをきっかけに日本全国に普及したユニット工法を採用した「ユニットバス」になります。

在来工法とは、いわゆるオーダーメイド製の浴室スタイルになります。

浴槽をはじめ シャワーの種類、窓のサイズ・配置数・設置場所、壁材・床材の素材やデザインなど浴室内すべての要素をご家族のご希望どおりに仕上げていく工法です。

一方 ユニット工法とは、あらかじめ工場にて天井・壁・床・浴槽など浴室を構成しているすべてのパーツを製造しておき、リフォーム・リノベーション工事の現場にて各パーツを1つずつ組み立てて設置していく工法になります。

一見 リフォーム・リノベーション工事の自由度が高い在来工法による在来風呂のほうが魅力的に見えます。

しかし防水加工を施した下地の上からコンクリートやモルタル、タイルを重ねることで浴室内の防水性を高めている在来工法とは違い、浴室を構成している各パーツのつなぎ目箇所がほぼ無く一体化しているユニット工法によるユニットバスのほうが、防水性が高く 住宅全体の耐久性を低下させる水漏れ・腐食による住家トラブルの発生を抑えることができます。

ほかにも、

  • 掃除、メンテナンスのしやすさを考慮した設計によりお手入れにかける時間が短い
  • 天井、壁、床には保温性が高く乾きやすい素材を採用することでカビの繁殖を抑制
  • 各パーツのつなぎ目箇所がほぼ無いため断熱性と気密性が高くヒートショック対策になる
  • 在来工法と比べて工事期間が短く、工事費用の負担を軽減
  • 経年による水漏れを防ぐため浴室下に防水パンが設置されている
  • すべてのパーツを工場で製造していることから品質に差が生じにくい
  • 機能性の高い素材を使用した製品が多く、デザイン性、カラーバリエーション、サイズも豊富
  • バリアフリーデザインが標準仕様

など、在来風呂からユニットバスにリフォームすることで安心・安全で快適なバスタイムを実現させる様々なメリットが得られます。

ユニットバス工事の実施時に注意したいリフォーム費用と内訳



浴室を使用する頻度や居住環境、日ごろの掃除・メンテナンスの回数などにより異なりますが、昔ながらの在来工法による在来風呂、現在主流であるユニット工法によるユニットバス どちらも平均10年~15年ほどで寿命となります。

一般的に浴室リフォーム・リノベーション工事にかかる費用の内訳は「ユニットバスの本体価格+基本工事費用+諸費用」にて算出されます。

四季彩ホームではユニットバスへの交換リフォーム工事にかかる費用は施工費込みで70万円~取り扱っておりますが、ユニットバスからユニットバスへの交換リフォームと比べ 在来風呂からユニット風呂への交換リフォームのほうがやや割高となります。

さいたま市では よくユニットバスの本体価格を値引きしたリフォーム費用を謳う業者が多いですが、ユニットバスの交換リフォームの工事内容や既存浴室の環境などによって ほかにも養生費・清掃費・解体 / 撤去費・壁床下地工事・ユニットバス組み立て費・給水排水工事費・電気工事費・ガス工事費・木工事費・撤去材処分費・間仕切り壁の解体と復旧および開口部納め費用・間仕切り壁のクロス張り費用・現場諸経費と管理費用・その他オプション機能など様々な内訳が見積もりに記載されることになりますので、どこまで見積もりが入っているか正しく見極めることがポイントです

ユニットバスへの浴室リフォーム工事は四季彩ホームにご相談ください。



心身の疲れを癒してくれるバスタイムを充実させるため、バスソルトなど入浴剤にこだわってみたり アロマキャンドルを焚いてみたりと様々なアイデアで入浴タイムを楽しんでいるご家族もたくさんいます。

しかし、月日が経ち古くなったお風呂では手足を十分に伸ばすことができない、すぐに湯船がぬるくなってしまう、浴室内が寒くて身体が震える、天井・壁・床にカビが繁殖していて気になるといったお悩みも多くなり、ゆっくりとバスタイムを楽しむ余裕のないご家族も少なくありません。

四季彩ホームでは本年度よりTOTO「サザナ」、LIXIL「アライズ」を中心に本格的なユニットバスへのリフォーム・リノベーション工事に取り組んでおり、毎月5件~10件ほどの受注をいただいております。

埼玉県内の各自治体では既存住宅の機能維持、居住環境の性能向上を目的とする住宅リフォーム・リノベーション工事の際に助成金が交付される住宅リフォーム助成制度を実施しています。

なかでも一定の省エネ性・耐震性、バリアフリー・ユニバーサルデザインを有するユニットバスはリフォーム減税、補助・助成制度の対象となります。

ぜひユニットバスへの浴室リフォーム・リノベーション工事のご相談は四季彩ホームにお任せください。

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