住宅の豆知識

2021.02.08 住宅の豆知識

ワンランク上のおしゃれな外壁に仕上がる外壁タイル張りとは?



さいたま市では、これまで住宅の外壁材に多彩なデザインと優れた防火・耐火性を持つ窯業系サイディングや日本の気候・風土にぴったりなモルタルを使用するのが一般的でした。

ところが、ここ数年 外壁デザインを西洋風のオシャレな仕上がりにしたい、レトロな雰囲気に仕上げたいと外壁材に「タイル」を選ぶ子育て世帯・シニア世帯が増えています。

しかし、外壁材として使用されるタイルは素地の種類、釉薬の有無、焼成方法などによって外装向け・内装向けなど目的や用途が違うだけではなくデザイン性や機能・性能も大きく変わってきます。

ここでは外壁材として使用されるタイルの種類と選び方、窯業系サイディングやモルタルではなく外壁タイル張りを選ぶことのメリット・デメリットなどについてご説明します。

外壁タイルの種類と選び方



日本では建築業界を中心に“住宅など建築物の壁や床の保護・装飾を目的とする陶磁器製の建材”という意味で「タイル」という言葉が使用されています。

しかし、現代では塩化ビニル樹脂・炭酸カルシウムなどを素材とするPタイル、ナイロン・ポリエステル・ポリプロピレンなどを素材とするタイルカーペットなど焼き物ではない正方形の小片状の薄板の建材も「タイル」と呼ばれています。

そもそもタイルとは、ラテン語で“粘土製の屋根板”という意味を持つ言葉「tegula (テグラ)」とフランス語で“貼る・瓦”という意味を持つ言葉「tuile (チュイール)」を組み合わせた言葉になります。

太陽から降り注ぐ強烈な紫外線や台風・大雨・竜巻などの自然災害から大切な家族と住まいを守れるのは土を塗り固めて窯で焼いた「タイル」でなければなりません。

外壁材として使用できるタイルの条件は、

  • 吸水率の低さ
  • 高強度
  • 耐候性と耐久性を有する

この3つの機能・性能を満たしていることが必須となります。

外壁タイルを素地で選ぶ

外壁材に使用するタイルを素地で選ぶ場合、強制吸水率3.0%以下の磁器質タイルまたは十分に焼締めたせっき質タイルがおすすめです。

磁器質タイルとは、1250~1350℃の高温で焼成された石英や長石などを原料とするタイルになります。

緻密で硬く透明性があり叩くと金属のような澄んだ音がします。強制吸水率3.0%以下と外壁タイルに使用される素地のなかではトップクラスの吸水性の低さを誇ります。

せっき質タイルとは、1200℃前後の高温で焼成された粘土や長石などを原料とするタイルになります。

磁器質タイルのような緻密な硬さや透明性は無く強制吸水率も10.0%以下とやや高めですが、タイル表面に様々な加工を施すことが可能です。

タイルの素地には ほかにも陶器質タイルや土器質タイルなど様々な種類がありますが、外壁材として使用できるタイルとしては素地が粗雑であり気孔も多く吸水率が高いため外壁材としては不向きとなります。

外壁タイルを形状・サイズで選ぶ

さいたま市ではこれまで外壁タイル貼りで外観デザインを仕上げる場合、積みレンガを参考に作られた小口平 (108mm×60mm) とレンガ側面のサイズと同じ寸法の二丁掛 (227mm×60mm) が主流でした。

しかし、近年の傾向としては素材本来の質感を表現することができる三丁掛 (227mm×90mm)以上の大きいサイズのタイルやスクラッチ・テラコッタ・テッセラといった独特な風合いが楽しめる特殊名称タイルなどを選ばれるご家族が少しずつ増えています。

釉薬の有無、焼成方法で選ぶ

外壁タイルには表面の美しさを引き出しつつ雨水などの汚れを防ぐ目的で素地に釉薬をかけて焼成した施釉タイルと釉薬を使用せずに素材自体の成分や顔料によって独特な風合いや色味を表現した無釉タイルがあります。

施釉タイルと無釉タイルどちらも焼成温度や焼成方法に応じて素地・釉薬に含まれる酸化金属がさまざまに呈色します。

たっぷりの酸素で焼成する酸化焼成では、素地・釉薬に含まれる酸化金属が酸素と結合しやすくなり別の化合物へと変化させることでさまざまな発色・変色現象が起こり独特な色合いとツルッとした質感を表現しています。

一方、少量の酸素で焼成する還元焼成では素地・釉薬に含まれる酸化金属から酸素を取り除くかたちで色彩をあらわすことで素地本来の素朴な色合いとザラザラとした質感を持つタイルに仕上がります。

外壁タイルは釉薬の有無、焼成方法の違いで個性豊かでおしゃれな外観デザインに仕上げることができますので、タイルの機能・性能だけではなく色の違いにも目を向けても良いかもしれません。

外壁タイル張りのメリット・デメリット



現在日本国内における外壁材の市場シェア率70%以上を占める窯業系サイディングには、多彩なデザインと豊富なカラーバリエーション、コストパフォーマンスの良さ、防火性・耐火性・耐震性など優れた機能性など様々なメリットがあります。

しかし、一方でメンテナンス頻度が高い、遮熱性が低く熱を吸収しやすい、外壁材自体に防水性能が備わっていないといったデメリットもあります。

では、ここ数年さいたま市の子育て世帯やシニア世帯を中心に選ばれている外壁タイル張りにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

外壁タイル張りの主なメリット

高級感ある外観デザインに仕上がる

石英・長石・粘土など無機質な素材を板状に形成し高温の窯炉でしっかり焼き固められた外壁タイルは、窯業系サイディングでは表現することが難しい立体感と独特な色合いと質感を楽しむことができる外壁材です。

外壁タイル張りで仕上げた外観デザインは、ほかの外壁材には真似することのできない高級感と重厚感がありワンランク上のおしゃれな雰囲気の住宅を演出できます。

外壁タイル張りによって仕上げられる外観デザインはタイルの素材・形状・色合い・質感などによって大きく変わります。外観デザインは住宅とご家族の第一印象を決める重要な要素になりますのでご家族でしっかりと話し合いタイルの種類や外観デザインを決めることがポイントです。

耐候性・耐久性・耐火性など優れた機能性

外壁材の役割は住宅の美観性を保つことだけではなく、紫外線や風雨など厳しい自然環境から大切な家族とお家を守ることです。

無機物を素材とする外壁タイルは強度が高く、窯業系サイディングやコンクリート外壁と比べ耐候性・耐久性に優れています。

また、強制吸水率の低い素地を選ぶことで雨や雪から住宅を守ることができるほか、耐震性についても適切な施工によりしっかりと接着されていれば地震による外壁タイルの剥がれや落下を防ぐことが可能です。

紫外線・風雨など自然環境による劣化や変色・変質が起こりにくく耐熱性・耐火性にも優れており衝撃や引っかき傷によるダメージを防ぐことができる外壁タイルの高い耐久性は、ご家族の大切な思い出が詰まった住まいの長寿命化にも一役買ってくれます。

お手入れしやすくメンテナンス頻度が少ない

一般的に外壁タイル張りの住宅はメンテナンスフリーと言われていますが、実際は窯業系サイディングと比べお手入れしやすくメンテナンス頻度が少ない外壁材になります。

外壁タイルは石英・長石・粘土といった天然資源を素材とする外壁材ですので基本的には劣化しません。

しかし、外壁タイルを貼り付ける際に使用されるモルタルや接着剤、タイル目地のシーリングなどは劣化しやすいため住宅を長持ちさせるためにも定期的なメンテナンスと点検は必要となります。

ただし、外壁タイルのお手入れはとても簡単でありタイルの浮き・剥がれ、シーリングの劣化など深刻な劣化症状が現れていない場合は部分的な補修・修繕を行うことで住宅の耐久性を新築に近い状態にまで回復させることができます。

窯業系サイディングよりも少ない費用でお手入れ・メンテナンスを実施することができる外壁タイル張りは家計に優しい外壁材と言えるでしょう。

外壁タイル張りの主なデメリット

イニシャルコスト (初期費用) が高い

外壁材メーカーや種類などによって異なりますが、基本的に窯業系サイディングのイニシャルコストは1m2あたり3,000円~10,000円ほどになります。

しかし、外壁タイルの一般的なイニシャルコストは1m2あたり最低でも9,000円~が相場となっており品質の良いものになると数万円します。

そのため、どうしても窯業系サイディングと比べてイニシャルコストが高くなってしまいます。

また、外壁タイル張りの施工方法にもイニシャルコストが高くなる原因があります。

外壁タイル張りの施工方法は主に湿式工法と乾式工法の2種類あります。

湿式工法とはモルタルなどを使って職人さんが1枚ずつ丁寧に外壁タイルを貼り付けていく工法になります。

一方、乾式工法とはベースとなるサイディングを下地に貼り付けたあと接着剤を付けた外壁タイルを職人さんが1枚ずつ手作業で貼り付けていく工法になります。

住宅の大きさや使用する外壁タイルなどによって異なりますが、さいたま市では主に乾式工法を用いた施工が主流となっており、サイディングと外壁タイル2種類の外壁材が使用されていること、外壁タイルを1枚ずつ職人さんが手作業で張り付けなければならないこと、そして1m2あたりにかかる外壁材の価格が高いこと、この3つより外壁タイル張りのイニシャルコストは必然と高くなっています。

施工不良や劣化による剥離・落下事故の危険性

強度が高く耐候性・耐久性に優れた外壁タイルですが、施工不良や経年劣化によりタイルの浮き・剥がれ、シーリングの劣化、ひび割れ・破損などが起こってしまうと住宅全体の耐久性低下、雨漏りなどの住家トラブルの発生、外壁タイルの剥離・落下による事故などを招く原因となります。

外壁タイル張り住宅は強度の高さと耐久性・耐候性・耐火性といった機能面の高さが人気の外壁材ですが、施工不良や経年劣化などが発生した際には早急に対処しなければ ほかの劣化症状を招いたり住宅全体の寿命に影響を与えたりする危険性があります。

外壁タイルのメンテナンス周期とお手入れ方法



外壁タイルの寿命は40年と長く、ついメンテナンスやお手入れを怠ってしまうご家族も少なくありません。

しかし、外壁タイルを貼り付けている下地やシーリングなどの耐用年数は平均7年~10年ほどと短く、窯業系サイディングなどほかの外壁材と同じく定期的なメンテナンスが欠かせません。

とくに外壁タイルのシーリングは紫外線や風雨に弱く、早ければ3年~5年ほどで剥がれ、ひび割れ、すり減り、汚れといった劣化症状が現れます。シーリングに劣化症状が見られる場合、早急に補修・交換等を実施しないと雨漏り、柱・梁などの腐食、基礎部分の劣化など様々な住家トラブルを招く原因となります。

外壁タイルの劣化を見逃さないためにも1ヶ月に1回のペースで外壁を水洗いしましょう。

泥汚れなどが付着している際は外壁タイルに水をかけてから柔らかな洗車用スポンジやブラシを使って優しくこすり洗いをしてください。外壁タイルのお手入れを効率化したい場合は家庭用高圧洗浄機を使うとスムーズに外壁タイルの洗浄を行うことができるほか、コケ・藻など頑固な汚れも洗い落とすことができます。

外壁タイルの洗浄中に外壁材の接着状態が悪くなっている箇所やシーリングが劣化しているポイントなど外壁材に何かしらの不具合・トラブルを発見したら速やかに信頼できる外壁リフォーム業者に点検・打診検査を依頼してください。

外壁タイル張りの定期的なメンテナンスは四季彩ホームまでご相談ください。



四季彩ホームでは現在さいたま市にて定番となっている窯業系サイディング、モルタル、金属系サイディングなどの外壁材だけではなく、外壁タイル張りの点検・メンテナンスも行っております。

外壁の状態によって異なりますが一般的な洗浄、タイルの補修・部分交換、シーリング充填などのメンテナンスであれば10万円ほどで行うことが可能でございます。

しかし、外壁材として使用されるタイル自体は非常に耐久性の高い素材ですが、タイルを外壁に貼り付ける際に使用する接着剤や目地コーキングは紫外線や風雨などによって劣化していきます。

とくに住宅の防水性・耐震性・耐久性に大きく係わるコーキングはメンテナンスを怠るとタイルの割れなどを招く原因となりますので新築・外壁リフォームより7年~10年を目安に点検・メンテナンスを行うようにしましょう。

外観デザインにこだわった外壁タイル張りのオシャレな外壁を長持ちさせたいとお考えのお客様は是非1度四季彩ホームまでご相談ください。

▼このページをシェアできます
ページトップ
さいたま市の外壁塗装は四季彩ホーム
SKSジャパンホールディングス株式会社
〒336-0017
埼玉県さいたま市南区南浦和2-40-1第二愛興ビル5F
TEL:0120-860-431

お電話でご相談

メールでお問い合わせ