住宅の豆知識

2021.01.27 住宅の豆知識

外壁材・サイディングボードの主な補修方法と費用相場



住宅の美観性と耐久性、生活空間の快適さに係わる外壁材。

ひとむかし前のさいたま市では外壁材にモルタルを使用するのが一般的でした。

しかし、施工に手間暇がかかる雨だれ等の汚れが付着しやすい、ひび割れ・チョーキング (白亜化現象)・剥がれといった劣化症状が発生しやすいなどの理由から

現在では軽量かつ耐久性・耐火性に優れた住宅用外壁材 サイディングボードを外壁に使用するのが主流となっています。

サイディングボードとは、一定のサイズにカットされた板状の仕上げ材になります。

住宅など建物の外壁にパネルを貼り付けるように設置していきますのでモルタルを使用するよりも施工期間が短く、工事費用も比較的お手頃な価格で理想の外壁に仕上げることができます。

現在日本で使用されているサイディングボードは「窯業系」「金属系」「樹脂系」「木質系」と大きく4つの種類に分けられます。

なかにはメンテナンスフリーを謳うものもありますが、現在お住いの地域の気候・風土によっては定期的なメンテナンスや補修を行う必要があります。

ここでは大切な家族と住まいを守ってくれている外壁材・サイディングボードに現れる劣化症状と主な補修方法、補修工事にかかる費用相場についてご説明します。

サイディングボードの主な劣化症状



住宅用外壁材であるサイディングボードには4つの種類がありますが、さいたま市では多くの一戸建て住宅にて窯業系サイディングが採用されています。

窯業系サイディングボードとは、セメントに繊維質を混ぜ合わせ板状に形成された外壁材になります。

デザインとカラーバリエーションが豊富であり、耐震性・耐火性に優れた窯業系サイディングは住まいの多様化により世帯ごとの個性が求められる現代においてたいへん人気の高い外壁材となっています。

しかしながら、窯業系サイディングはメンテナンス頻度の高い外壁材となりますので小さな劣化を見つけたら放置せずに信頼できる外壁リフォーム業者に外壁材の点検を行ってもらいましょう。

メンテナンスが必要な劣化症状のサイン

  • シーリングの劣化

外壁材同士の境目、窓・サッシ周辺、ドアまわり、壁と壁が交わる入隅などの継ぎ目にはゴム状の部材「シーリング (コーキング)」が入っています。

シーリングは主に窯業系サイディングや金属系サイディングの継ぎ目に使用されることが多く、お住いの地域によって異なりますが平均5年~10年ほどで劣化してしまいます。

シーリングの主な劣化症状として、ひび割れ、破断、剥がれ、肉痩せ、脱落などが挙げられます。

樹脂系サイディングなど外壁材の種類によってはシーリングが使用されていないこともありますが、防水・耐震の観点から窓・サッシ周辺など一部シーリングが使用されていることがあります。またシーリングの代わりに「ガスケット (乾式目地)」が使用されていることがあります。

耐用年数が30年とシーリングよりも長持ちなのでメンテナンスを行ってしまうご家族も多いですが、紫外線によるダメージを受けやすいため定期的に点検を行うことをおすすめします。

  • チョーキング (白亜化現象)

紫外線の影響が原因で起こるチョーキング(白亜化現象)とは、外壁に手や衣類などが触れると白い粉が付着する劣化症状になります。

チョーキングは外壁の防水性能が著しく低下した際に起こる劣化現象であるため放置してしまうとコケ・藻・カビの発生、雨漏り、シロアリ被害など住宅全体に係わる深刻な劣化に繋がる可能性があります。

また、チョーキングは施工不良や立地条件によっても発生するとされていますので外壁の定期的なメンテナンスに加え、信頼できる腕の良い外壁塗装業者に依頼する、立地条件に合った塗料を選ぶことも大切です。

  • ひび割れ (クラック)

築年数10年前後の住宅によく見られる劣化のひとつに外壁のひび割れ (クラック)があります。

サイディングボードは劣化すると雨水などの水分を吸収して膨張します。

水分を吸収して膨張したサイディングボードは時間をかけて少しずつ水分を蒸発させて乾燥し収縮するのですが、この膨張・乾燥・収縮を繰り返すことで次第にクギや窓・サッシ周辺を中心ひび割れが起こりやすくなります。

ひび割れを放置したまま放置してしまうと、外壁材の裂け目から雨水などが住宅内部に侵入し雨漏りやシロアリ発生など深刻な住家被害を招く原因となります。3mm以上の太いひび割れが発生した場合、既に住宅内部に水分が侵入している可能性が高いため早急に補修を行う必要があります。

  • 釘・ビスの留め付けトラブル

サイディングボードの留め付け方法には2種類あります。

1つは専用のクギを用いて固定する釘留め工法、もうひとつは専用の金具を使い内側から固定する金具止め工法です。

釘留め工法は外壁表面に釘頭が見えてしまうため見栄えが悪く、さらに釘で固定しているだけなので経年劣化や地震によって釘が緩んでしまうと住宅内部に水分が侵入しやすくなります。

一方、金具止め工法は外壁表面から留め具が見えないよう内側に専用の金具が取り付けられておりしっかりと外壁材を固定することができますので経年劣化や地震によって金具が緩みにくく水分が住宅内部に入り込む心配がほとんどありません。

しかしながら、金具止め工法は厚さ16mm以上のサイディングボードでなければ実施することができない工法になります。

16mm以下のサイディングボードを採用されているご家族の場合、サイディングボードの膨張・乾燥・収縮により次第にクギが浮いてきてしまいますので注意しましょう。

また、サイディングボードが変形によって釘が浮いてしまった場合、再度釘を打ち替えしたとしても再び外壁材が浮き上がってしまいますので外壁材の状態に合わせて補修方法を決める必要があります。

  • 浮き・反り・膨れ・剥がれ

サイディングボードの浮き・反りといった変形は経年劣化や外壁材の貼り付け時にクギを打ち忘れたことなどが原因で起こります。

比較的軽度の変形であればビスで固定し補修材やコーキング材で劣化症状を緩和することができます。ただし、サイディングボードが浮いている、反り返っている場合、外壁材の防水性能が低下している可能性が高いため防水塗料を用いたメンテナンスが必要となります。

サイディングボード表面の塗膜が膨れているまたは剥がれている場合、塗膜の劣化あるいは施工不良によって生じている可能性が高いです。

とくに窯業系サイディングは原材料がセメントであるため防水性能が備わっておらず塗膜の劣化などによって外壁材の防水性能が低下してしまうと劣化の進行を加速させてしまう原因となります。

外壁材に浮き・反り・膨れ・剥がれといったトラブルが発生している際は早めに外壁塗装工事を実施しましょう。

  • コケ・藻・カビの発生

日射の届かない日陰やジメッとした湿気の多い箇所ではコケ・藻が発生しやすくなります。

外壁材に発生したコケ・藻をそのまま放置してしまうとカビが発生する原因となります。

コケ・藻の繁殖規模が小さいまたはカビが発生していない場合には、外壁材を傷つけないようスポンジやブラシで軽く磨く・水洗いすることで対処することが可能です。

しかし、繁殖規模が大きい場合やカビが発生しておりガンコな汚れとなってしまった場合は専門業者に依頼してしっかりと洗浄してもらうことをおすすめします。

なお、コケ・藻・カビが発生してしまった場合、塗膜の防水性能が低下している可能性が高いです。

大切な家族と住まいを守るためにも早急に外壁塗装を実施してもらいましょう。

  • 変色・退色

日当たりの良い箇所は紫外線の影響によって塗膜が劣化しやすい傾向にあります。

ほかの劣化症状と比べ早急に対処すべき劣化ではありませんが住まいの美観性に大きく係わる問題ですので、これをきっかけに塗り替え・張り替えを検討されると良いでしょう。

ただし、変色・退色のほかに劣化症状が現れている場合は早急に対処する必要があります。

外壁材の劣化具合をよく観察し、ご家族でしっかりと話し合い外壁のメンテナンス時期を決めましょう。

一般的なサイディングボードの補修方法



窯業系サイディングの欠点として定期的なメンテナンスを怠ってしまうとひび割れや剥がれといった劣化症状が現れやすいというものがあります。

窯業系サイディングのメンテナンス周期は一般的に外壁塗装ならば8年~10年ほど、シーリングの打ち替えしならば5年~8年ほどを目安に実施することが望ましいとされています。

  • シーリングの補修方法

シーリング (コーキング)の補修方法は基本的に「打ち替え」と「増し打ち」この2種類のどちらかで行われます。

打ち替えとは、既存のシーリングを丁寧に剥がしたあと新たにシーリングを打ち直す補修方法になります。

反対に既存のシーリングの上から新しくシーリングを打っていく補修方法を増し打ちと言います。

一般的に外壁同士の継ぎ目のシーリングを補修する際は打ち替えによる修繕が行われますが、カッターナイフを使用することで外壁内側にある防水紙を傷付けてしまう可能性が高いドアや窓・サッシ周辺のシーリングを補修する際は増し打ちが採用されることが多い傾向にあります。

  • 外壁塗装による補修方法

外壁塗装による補修を行う場合、弾性塗料を選ぶのは控えましょう。

メーカーや製品によってサイディングボードのなかに断熱材が含まれているものがあります。

弾性塗料は熱に弱い性質を持っているため夏場になると表面温度が80℃近くまで上昇する断熱材を含む外壁材とは相性が良くありません。

サイディングボードを塗装する際は、必ずシーラーによる下塗りを行ってから通常の塗料を塗っていくのが基本となります。

上塗りに使用する塗料ですが、アクリル系やウレタン系でも問題なく塗装工事を行うことはできますが、耐久性とコスパのバランスを考えシリコン系の塗料を選ぶと良いでしょう。

ただし、メーカーや製造時期、外壁材の種類などによって相性の良い塗料は異なります。

外壁塗装工事を行う際は施工前に塗装業者としっかり話し合うことが大切です。

  • 張り替えによる補修方法

外壁塗装などの補修工事を行っても外壁材本来の機能・性能を発揮することができない場合、外壁材の張り替えによる補修を行うことになります。

サイディングボードの一部分だけ劣化が進行している場合は部分張り替えにて対処することが可能です。

しかし、既存のサイディングボードが既に生産終了している場合、一箇所だけ新しい外壁材になってしまい修繕した箇所が悪目立ちしてしまう可能性があります。

外観全体を剥がして張り替える全体張り替えでは、外観に生じたトラブルを手っ取り早く解決することができるほか下地の状態も併せてチェックすることができるため住宅全体の耐久性や美観性を飛躍的に向上させることが可能です。

しかし部分張り替えと比べて施工期間が長く工事にかかる費用も高くなります。

サイディングボードの補修工事にかかる費用相場



台風・地震などの自然災害や経年劣化などによりサイディングボードが劣化・破損してしまった場合、住宅全体の耐久性や耐震性などに大きく係わる問題となりますので早急に対処する必要があります。

しかし、サイディングボードの補修・修繕にかかる工事費用は決してお安いものではありません。

さいたま市における一般的なサイディングボードの補修・修繕にかかる費用相場は補修・修繕方法、施工面積、施工業者などによって異なりますが、足場の仮設費用を除きシーリングの打ち替え工事30万円~45万円ほど、外壁塗装工事60万円~180万円ほど、部分張り替え工事10万円~30万円ほど、全体張り替え工事150~280万円ほどとなっております。

少しでもお得にサイディングボードの補修・修繕工事を行いたいとお考えであるならば、シーリングの打ち替え工事と外壁塗装工事を同時に行い足場の仮設代や資材運搬費など別途発生する費用を抑える、火災保険の申請を行い保険金で補修・修繕費用をまかなうことをおすすめします。

外壁に気になる箇所を見つけても絶対に放置しないでください。



家族との大切な思い出がたっぷり詰まった住まいを長持ちさせるためには、外壁材の定期的なメンテナンスが欠かせないことは分かってはいるけれど、小さな劣化ならば少しくらい放置しても問題ないと考えてしまうご家族も少なくありません。

外壁に現れた劣化は症状が軽いうちに対処しなければ、あっという間に住宅全体に劣化が広がり住宅の耐久性・耐震性が大幅に低下してしまう可能性があります。

四季彩ホームでは一般的な2階建て住宅であれば、足場代を含めましてもシーリング工事30万円程度、塗装工事80万円程度、張替工事150万円程度にて外壁材の補修工事が可能でございます。

また台風・竜巻・大雪など自然災害によるサイディングボードの破損が認められる際には火災保険の申請が可能となります。

四季彩ホームには火災保険の専門家である損害保険登録鑑定人が在籍しておりますので、外壁に気になる箇所を見つけた際にはお気軽に四季彩ホームまでご相談ください。

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