住宅の豆知識

外壁塗装工事におけるリフォーム補助金について

  • 住宅の豆知識



外壁塗装工事を行う際、さいたま市では耐久性と価格のバランスが程よいシリコン塗料が選ばれてきました。

しかし、ここ数年の「省エネ」や「ECO」ブームにより自然環境に優しい塗料を選ぶご家族も増えています。

さいたま市における外壁塗装工事の費用相場は、ご家族が選択された塗料の種類、グレード、塗装面積などによって異なりますが、一般的に足場の仮設が不要な平屋であれば30万円~50万円ほど、30坪の2階建て住宅であれば70万円~90万円、3階建て住宅では90万円~110万円ほどであり、決してお安い買い物ではありません。

なかでも省エネ効果を期待できる遮熱塗料や断熱塗料を使用した外壁塗装工事の場合、シリコン塗料を使用する場合と比べて1度にかかる施工費用が高く大幅に予算を超えてしまうことも少なくありません。

埼玉県では住宅外観のリフォーム工事を行う際、より多くのご家族が地球環境に配慮した塗装工事が行えるよう補助金の交付を行っています。

外壁の塗装リフォーム時に利用できる補助金



埼玉県やさいたま市などの市町村にて実施されている外壁塗装工事を対象とする補助金・助成制度の多くは、日常生活にて使用されるエネルギー消費量を抑えることが可能な省エネリフォームやエコリフォームのみに適用されます。

たとえば、埼玉県では個人事業主・中小企業を対象に民間事業者暑さ対策設備等省エネ補助金の交付を行っています。

補助対象となる主なリフォーム内容は、窓の断熱改修屋根、屋上・外壁の遮熱塗装や断熱材・断熱パネルの設置などであり、リフォーム工事にかかる経費の1/3 (上限300万円)が交付されます。

さいたま市では外壁塗装工事に対するリフォーム補助金・助成制度については2020年11月の現時点では設けられておりませんが、屋根の塗装工事のみさいたま市「スマートホーム推進・創っては減らす」機器設備補助金の申請が可能となっています。

埼玉県とさいたま市では、ごく限られた範囲内での屋根・外壁塗装工事のみに省エネリフォーム補助金の交付が行われていますが、埼玉県内のいくつかの市町村では外壁塗装工事に使える補助金がございます。

埼玉県北東部にある羽生市ではリフォーム工事全般を対象とする羽生市住宅改修補助金交付制度を設けており、市内の施工業者に塗装工事を依頼することで工事費用の補助金を受け取ることが可能です。

また、埼玉県中部にある桶川市では屋根・外壁塗装工事やフェンスなどの付帯部工事を含めたリフォーム補助制度を設けています。

ほかにも加須市、所沢市、上尾市、川口市、朝霞市、神川町など埼玉県内にある多くの市町村では個人住宅を対象とする屋根・外壁塗装工事のリフォーム補助金の交付が行われています。

市町村ごとに補助対象となるリフォーム内容、補助金・助成金額、申し込みの受付期間などが異なりますので、屋根・外壁塗装工事に関する補助金の申請をお考えの際は、塗装業者と契約を交わす前にお住いの地域の住宅リフォーム補助金・助成金申請窓口に補助金・助成金の申請が可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。

外壁塗装にてリフォーム補助金を申請する際の注意点



省エネ効果を期待できる遮熱塗料や断熱塗料を使用した外壁塗装工事を行う場合、リフォーム補助金の申請を行うことで補助金の交付を受けることができます。

しかし、埼玉県やさいたま市などで設けられているリフォーム補助金の多くは税金によって運営されていることもあり、どうしても予算に限りがあります。

外壁塗装工事にてリフォーム補助金の交付を受けるには、

  • 利用可能なリフォーム補助金のチェック
  • 補助金の申請受付期間
  • 申請を行うタイミング

この3つのポイントを押さえておくことがポイントです。

外壁塗装を対象に含むリフォーム補助金・助成制度を調べる

埼玉県とさいたま市には個人住宅向けの外壁塗装工事に関するリフォーム補助金・助成制度は現時点でありません。

しかし、リフォーム補助金・助成制度は埼玉県内の市町村ごとに補助の対象となるリフォーム内容と条件が独自に設けており、なかには屋根に加えて外壁塗装も申請が可能なケースや以前に同様の補助金を受けている場合であっても申請可能なケースなどがあります。

お住いの地域にて実施されているリフォーム補助金・助成制度のうち外壁塗装工事が含まれているかどうかを調べたい場合は、自治体の窓口に直接取り合わせる、もしくは住宅リフォーム推進協議会より地方公共団体における住宅リフォームに係る支援制度検索サイトからご家族が希望される条件に当てはまる可能性が高いリフォーム補助金・助成制度を検索し必要な条件などを事前に確認しておくと良いでしょう。

利用したいリフォーム補助金の申請受付期間

埼玉県やさいたま市などの市町村にて実施されているリフォーム補助金・助成制度の多くは、予算の上限額に達すると受付期間中であっても早々に申請の受付が締め切られてしまいます。

リフォーム補助金・助成制度の募集は新年度より開始されるのですが、住宅寿命や快適な日常生活を実現させる「耐震性」「介護・バリアフリー」「省エネ・ECO」などに関するリフォーム補助金・助成制度は申請を希望される世帯も多く、夏から秋ごろには申請の受付が終了してしまうケースも少なくありません。

なかには『どうしてもリフォーム補助金・助成制度を利用したい!』と公募期間前に申請手続きを行う施主様もおられますが、公募期間前の申請は補助・助成対象から外されてしまいますので、焦らず計画的に申請手続きを行うようにしましょう。

リフォーム補助金の申請を行うタイミング

リフォーム補助金・助成制度を利用する場合、原則として屋根・外壁の塗装工事が着工される前に申請を行わなければなりません。

既に屋根・外壁塗装工事が始まっている、あるいは塗装工事が完了している場合、リフォーム補助金の申請を行っても受理されませんので注意しましょう。

また、埼玉県やさいたま市などで設けられているリフォーム補助金・助成制度の多くは「令和〇年〇月〇〇日までに工事を完了させること」といった条件が定められています。

リフォーム補助金の申請後から交付決定を受けるまでにかかる期間は各自治体や混雑状況によって異なりますが、早ければ1週間ほど、遅ければ4週間ほどかかります。

リフォーム補助金の申請を行う際は、事前に希望するリフォーム補助金の条件である工事完了日を確認し外壁塗装工事の実施日について塗装業者とよく話し合い工事期間を調節することがポイントです。

リフォーム工事における補助金と助成金の違い



省エネ効果のある塗料を使い屋根・外壁塗装工事を行う場合、埼玉県やさいたま市などの市町村にて実施されているリフォーム補助金・助成制度を利用することができます。

一般的に国や地方公共団体などが実施している補助金・助成制度にて交付されたお金は返済不要になりますが、施主様ご家族が受け取った補助金・助成金が本来の目的とは異なる目的で使用された場合や虚偽の申請による補助金の受給を行った場合は返還義務が発生します。

そのため、屋根・外壁塗装工事などの住宅リフォームにて補助金・助成制度を利用する際には、必ず工事が開始される前に申請を行い、工事完了後には施工前と施工後の写真などが添えられた工事完了報告書(実績報告書)を自治体に提出しなければなりません。

基本的に屋根・外壁塗装工事などの住宅リフォームにて利用できる補助金と助成金では制度自体に大きな違いはありませんが管掌行政機関などに違いがある点に注意が必要です。

補助金の管掌行政機関は経済産業省や地方自治体によるものが多いですが、助成金の管掌行政機関は厚生労働省によるものが多い傾向にあります。

補助金は国や地方自治体が定めた政策を推し進めることを目的とするものであり、その政策に合致する事業や工事などを支援する制度となります。

一方、助成金は雇用・労使に関する支援金であり法令を守りつつ積極的な雇用者の労働環境向上を図るために支給される報奨金の意味合いを持つ制度となります。

このように補助金と助成金では管掌行政機関が違うため、公募期間・申請条件・受給期間などに違いがあります。

また、国ではなく地方自治体や独立行政法人などが実施している補助金・助成制度の場合、本来ならば補助金として扱うべきものが助成金として扱われている場合もあります。

屋根・外壁塗装工事の際に地方自治体の補助金・助成制度を利用したいとお考えのご家族は、申請前に希望する補助金・助成制度についてきちんと内容などを確認しておくことが大切です。

リフォーム補助金よりも火災保険がお得であることもあります。



埼玉県とさいたま市では外壁塗装工事へのリフォーム補助金や助成金の交付は行っておりませんが、加須市や所沢市などの市町村では外壁塗装工事に利用できる補助金・助成制度を実施しています。

しかし、外壁塗装工事にて利用できるリフォーム補助金・助成制度の多くが申請条件に遮熱塗料や断熱塗料を使用することが条件となっており、シリコン塗料を用いた一般的な外壁塗装工事と比べ工事費用が高額であるほか、申請条件が厳しいうえに補助率も低いというデメリットがあります。

そのため、四季彩ホームでは外壁塗装工事の際に国や地方公共団体が実施するリフォーム補助金・助成制度ではなく、施主様ご家族が現在ご加入されている火災保険を活用した塗装工事をおすすめしております。

もちろん施主様ご家族のご希望があれば施工・補助金申請のサポートは可能でございますが、外壁に自然災害などによる破損や劣化が見られる際は、リフォーム補助金・助成制度よりも火災保険を活用したほうがお得に外壁塗装工事を行える可能性があります。

外壁塗装工事を少しでもお得に済ませたいとお考えならば、火災保険申請のプロが在籍する四季彩ホームまでご連絡ください。

▼このページをシェアできます