住宅の豆知識

自動車所有率の高い埼玉県における駐車場リフォームについて

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埼玉県は自家用乗用車の保有台数が3,307,078台と全国第2位と高く、関東圏屈指のクルマ社会として知られています。

しかし、1世帯あたりの自動車保有台数については0.970台と低く、人口1,000人あたりの普通自動車等保有車両数は年々減少傾向にあります。

埼玉県の自動車保有台数が減少している要因として駐車場代の高さが関係していると考えられます。1世帯あたりの自動車普及率が90%以上と高いさいたま市では、1ヶ月の駐車場代が平均1.29万円と埼玉県の平均駐車場代1.12万円よりも高く、1年間にかかる維持費はおよそ31万円になります。

通勤・通学、買い物、旅行、送迎などで自動車を利用する機会の多いご家族にとって、年間維持費31万円は手痛い出費となります。

昨今さいたま市では駐車場代にかかる年間維持費を節約する方法としてお庭を駐車場へとリフォームするご家族が増えています。

では、お庭を駐車場へとリフォームする際の方法をご紹介します。

駐車場リフォームの種類



お庭を駐車場へとリフォームする場合、

  • オープンスタイル
  • ガレージ
  • カーポート

この3種類のうちから選ぶことになります。

オープンスタイル



オープンスタイルとは、お庭の舗装のみを行うことで駐車スペースを確保することができる最もシンプルな駐車場リフォームです。

不動産業界では一般的に屋根・壁の無いオープンスタイルの駐車スペースのことを「駐車場」または「カースペース」と呼びます。

オープンスタイルの駐車場をお家の前に設けることで敷地全体がスッキリとした明るく広々とした印象となります。

オープンスタイルの駐車場にリフォームする場合、基本的にはコンクリート舗装のみで済みますがタイル・砂利・芝生などを使って庭との一体感あるガーデンタイプに仕上げる、出入り口にチェーンポールやカーゲートを設置して防犯性を向上させるなど自由度の高いリフォームが可能です。

また、オープンスタイルの駐車場は建ぺい率の制限がありませんので工期の遅れや追加費用などのトラブルが発生しにくく比較的スムーズにリフォーム工事を進められるメリットがあります。

しかし、お庭の状態によっては舗装せずに駐車場へとリフォームすることも可能ですが、土がむき出しのお庭や芝生が植えられているお庭の場合、風雨などの影響により自動車や履物が汚れやすくなる、定期的な補修作業が必要になる、フェンス・門戸・庭木などのエクステリアの撤去費用が掛かるなどのデメリットがありますのでオープンスタイルの駐車場リフォームをご検討中のご家族は注意しましょう。

ガレージ



ガレージとは、自動車を収納するための建物になります。不動産業界では屋根や壁のある駐車スペースのことを「ガレージ」または「車庫」と呼んでいます。

自動車をすっぽりと隠すように屋根と壁が設けられていますので紫外線、風雨、砂ぼこりなどの影響により自動車が破損・劣化するのを防ぐことができます。

ガレージの出入り口にはシャッターを取り付けることが可能であり、住宅侵入窃盗、自動車盗難、車上荒らしなどの犯罪リスクを低下させ安心・安全な暮らしを守ることができる防犯性の高さもメリットのひとつとなっています。

ほかにも物置代わりや趣味などを楽しむ秘密基地としても活用することも可能であり幅広い用途で利用できるところがガレージの魅力となっています。

しかし、ガレージは駐車場リフォームのなかでも施工費用が高額になりやすく定期的なメンテナンスが必要になるためランニングコストが掛かるデメリットがあります。

また、ガレージは住宅と同じく「建築物」として扱われる駐車スペースになりますので、お庭の一部に10㎡以上のガレージを設置する場合やお住いの地域が防火地域もしくは準防火地域に指定されている場合は建築確認申請が必須となります。

さいたま市にお住いの方で現在お家のある地域が防火地域および準防火地域に指定されているかどうかを確認したい場合は北部都市・公園管理事務局 管理課もしくは南部都市・公園管理事務所 管理課にお問い合わせください。

北部都市・公園管理事務所 管理課

さいたま市西区、北区、大宮区、見沼区、岩槻区にお住いのご家族は大宮区役所 6階「北部都市・公園管理事務所 管理課」がお問い合わせ先となります。

南部都市・公園管理事務所 管理課

さいたま市中央区、南区、桜区、浦和区、緑区にお住いのご家族は中央区役所 本館3階「南部都市・公園管理事務所 管理課」にお問い合わせください。

詳しくはさいたま市役所公式ホームページをご確認ください。

カーポート



カーポートとは、屋根と柱はあるけれど壁は設置されていない駐車スペースです。

さいたま市では限られたお庭のスペースを使って駐車場リフォームを行うことができると人気があります。

野ざらしのオープンスタイルと比べリフォーム費用は高くなりますが、紫外線や風雨などの厳しい自然環境によって生じるダメージから愛車を守ることができます。

昨今さいたま市では冬になると大雪に見舞われる機会が多く、屋根からの落雪によって自動車が破損してしまうことがあります。

しかし、駐車場にカーポートが設置されていれば落雪による自動車トラブルを防ぐことができます。

また、玄関アプローチに接するかたちでカーポートを設置した場合、悪天候時であっても荷物などを濡らすことなくお家のなかに持ち込むことができるメリットもあります。

ただし、駐車場リフォームにてカーポートを設置した場合、確保した駐車スペースの広さによってはカーポートの支柱が乗り降りを妨げてしまうデメリットがあります。

なお、カーポートはガレージ同様「建築物」として扱われることになりますので10㎡以上のカーポートを設置する際には建築確認申請が必要になります。

駐車場リフォームの費用相場



さいたま市にて駐車場リフォームを行った場合、費用相場は50万円~100万円ほど掛かります。

しかし、駐車場リフォームには大きく分けて「オープンスタイル」「ガレージ」「カーポート」があり、それぞれの駐車場の種類によって機能・性能や工事に掛かる費用などが大きく違います。

とくにお庭を駐車場へとリフォームする場合は、更地に駐車スペースを設ける場合に比べて工事に掛かる費用が大きくなりやすく、さらにお庭の状態や状況によっては追加費用が発生する可能性もあります。

駐車場リフォームを行う際は複数社に見積もりを出してもらいご家族できちんと話し合って駐車場の種類を決めることが大切です。

駐車場リフォーム時に発生する3つの費用

お庭を駐車場へとリフォームする際には最低でも

  • 住宅の外観を構成しているエクステリアの撤去費用
  • 駐車スペースの舗装費用
  • 門戸やガレージなど防犯対策費用

これら3つの費用が発生することになります。

エクステリアの撤去費用

フェンス・ブロック塀・門戸・庭木などの外構部「エクステリア」は住宅全体の美観性やデザイン性に係る大切な要素のひとつです。

しかし、これらのエクステリアは駐車スペースを確保するためには残念ながら撤去しなければなりません。

  • 門戸・フェンス・ブロック塀の撤去費用

防犯対策として門戸、フェンス、ブロック塀などを設置している場合、駐車スペースを確保するため部分的に門戸やフェンスなどを解体し撤去する必要があります。

しかし、単に門戸やフェンス等を壊して取り除くだけではなく撤去後の残骸を運搬・廃材処理作業、残存箇所の補修作業、撤去箇所を埋め戻す復旧作業なども併せて行わなければなりません。

門戸、フェンス、ブロック塀の撤去費用は駐車スペースの幅などによって異なりますが、幅3mほどのブロック塀を解体・撤去し自動車1台分の駐車スペースを確保する場合の費用相場は10万円~15万円ほど、高さ1.2m 長さ5mのブロック塀を解体・撤去し自動車1.5台分の駐車場を設ける場合は20万円~25万円ほどの撤去費用が掛かります。

  • 庭木の撤去費用

駐車場リフォームにて庭木を撤去する場合、庭木の本数や樹高などによって掛かる費用が大きく変わります。

一般的に駐車スペースとなる箇所ではないが施工の妨げになると判断された庭木の場合、施主様ご家族の許可を得て樹の根本付近から伐採し切り株を残す撤去作業が行われるのですが、駐車スペースとなる箇所にある庭木の場合は樹の根っこから掘り起こさなければなりません。

樹の根本付近から伐採し切り株を残す撤去作業に掛かる費用相場は伐採する樹の高さによって撤去費用が異なります。

  • 〖庭木の伐採に掛かる費用相場〗
樹の高さ 1本あたりの伐採費用相場
高さ3m未満 3,000円~5,000円ほど
高さ3m~5m 15,000円~20,000円ほど
高さ5m以上 25,000円~35,000円ほど

しかし、駐車スペースとなる箇所にある庭木を撤去する場合は樹の根っこを掘り起こす伐根作業が必要になります。

伐根作業に掛かる費用は伐根対象となる樹の幹回りによって費用が異なります。

  • 〖庭木の伐根に掛かる費用相場〗
伐根対象となる樹の幹回り 1株あたりの伐根費用相場
30cm以下 6,000円~10,000円ほど
31cm~50cm 15,000円~25,000円ほど
51cm~80cm 30,000円~50,000円ほど

なお、幹回り30cm以上の太くて立派な樹の場合、根っこが住宅の基礎部分などに影響を与えている可能性があり、無理に伐根してしまうと住宅や盛土などの側面が崩れ落ちるのを防いでいる擁壁にトラブルが生じる恐れがあります。

庭木の伐根が必要な場合は必ず専門家に調査を依頼するようにしましょう。

また、庭木の撤去費用には伐採・伐根に掛かる費用に加え伐採・伐根した樹の回収・処分等も含まれます。

リフォーム業者によって伐採・伐根後の回収・処分費用が異なりますので見積もりを出してもらった際に伐採・伐根費用、伐採・伐根後の回収と処分費用などをきちんと確認しておくことをおすすめします。

お庭を駐車場にする舗装費用

お庭の土がむき出しのまま自動車を駐車してしまうと乗り降りの際に自動車や履物が汚れてしまいます。

こうした汚れを防ぐためには駐車スペースの舗装工事を行う必要があります。

もっともシンプルな舗装工事として自動車のタイヤ部分に枕木を敷き余ったスペースに芝生を植えるという方法がありますが、耐久性や機能性などを考えるとあまり良い方法とは言えません。

さいたま市では駐車場リフォームの舗装工事を行う際に耐久性や機能性などを考慮し「コンクリート」「砂利」「アスファルト」「インターロッキングブロック」いずれかの素材を使用した施工が行われます。

  • コンクリート

駐車場リフォームにて最もポピュラーなコンクリートは優れた耐久性、メンテナンス性、デザイン性を併せ持つ舗装素材です。

コンクリート舗装の耐用年数は10年~15年と長く経年劣化により表面にヒビが生じた場合であっても比較的浅く小さなヒビであれば問題なく駐車することが可能です。

お手入れも比較的簡単なのでこまめに点検・メンテナンスを行うことで長持ちさせることができますし、シンプルでスタイリッシュなデザイン性はどんな住宅とも相性が良く、住宅の外観やエクステリアと合わせてアレンジが利くのも嬉しいポイントです。

しかし、夏場は太陽からの照り返しによって舗装面の温度が上昇しやすい、舗装費用が27万円~40万円ほどと高め、撤去時に別途費用が発生するなどのデメリットがあります。

  • 砂利

駐車場リフォームに掛かる費用を安く抑えられる砂利は防犯性の高さと太陽からの照り返しを防ぐことができる舗装素材になります。

砂利舗装の耐用年数は15年前後と長めですが駐車するごとに砂利がすり減ったり砕けたり、風雨などの影響により風化していくため定期的に補充する必要があります。

舗装素材のなかでも価格が安い砂利は施行・撤去時に掛かる費用が10万円~20万円ほどと安く施工も比較的安易であるためメンテナンス費用やランニングコストを抑えられるメリットがあります。

しかし、同時に基礎工事をしないと自動車の重みで砂利が沈む、清掃・管理が難しい、タイヤの溝に砂利が挟まり自動車が傷付くなどのデメリットもあります。

  • アスファルト

2台以上の自動車を所有しているご家庭ではアスファルトを使用した駐車場リフォームをご希望されるケースがあります。

アスファルトの耐用年数は10年ほどと短めですが、非常にメンテナンス性が高く重量のある自動車などの重みにも耐えられるメリットがあります。

しかし、アスファルト舗装による駐車場リフォームを行える事業者が少ない、2台以下だと施工費用が高く駐車スペース1台分あたり6万円~10万円ほど掛かる、デザイン性が低いなどのデメリットがあります。

  • インターロッキングブロック

インターロッキングブロックとは、1950年代に西ドイツで誕生した舗装技術になります。

コンクリートやセメントなどを使用せずにブロック同士をかみ合わせ、ブロック間の目地に砂を入れることで重荷分散効果を得ています。

インターロッキングブロックには水はけの良さ、経済的などのメリットがありますが、最大のメリットは豊富なデザインとカラーバリエーションがあり住宅の美観性や駐車場のデザイン性の向上を図ることができることです。

しかし、ブロックを1つ1つ手作業でかみ合わせる必要があり施工費用が割高で工期も長くなりやすい、下地作りを怠るとブロックが動いて転倒などによる事故が起こりやすくなるなどのデメリットがあります。

駐車場リフォームにてインターロッキングブロックを使用する場合、使用するブロックの種類にもよりますが1㎡あたり9,000円ほどが費用相場となっています。

外敵被害から自動車を守る費用

駐車場リフォームを行う場合、駐車した自動車が盗難や車上荒らしなどに遭ったり、台風や竜巻などの自然災害によってダメージを受けたりするのを防ぐ対策を講じる必要があります。

屋根・壁の無いオープンスタイルの駐車場にリフォームする場合、台風や竜巻などの自然災害から自動車を守ることは難しいですが盗難や車上荒らしなどのリスクを軽減させるためチェーンポールなどを設置して防犯性を高めておくと良いでしょう。

自動車をすっぽりと収納できるガレージならば防犯対策と自然災害から愛車をしっかりと守ることができるでしょう。

しかし、ガレージの出入り口にシャッターや門戸が取り付けられていない場合、シャッターや門戸が設置されているガレージと比べるとやや防犯面などが劣ってしまいます。

駐車場リフォームにてガレージを希望される際は出入り口付近の防犯対策等にも力を入れるようにしましょう。

屋根のあるカーポートを設置する場合、紫外線による日焼けや雨雪による荷物・お洋服が濡れてしまうのを防ぐためしっかりと影を作れる屋根タイプを選ぶと良いでしょう。

とくにさいたま市では昨今の異常気象により突風や大雪などの影響による住家被害が増加しています。

ご家族が安心・安全に自動車への乗り降りが行えるよう耐風性・耐雪性に優れた折版スチール屋根を選ぶと更に安全性を高めることができます。

駐車場の防犯性や自然災害リスクを高めることで大切な家族と自動車を守ることができますが、そのぶん施工費用も高くなってしまいます。

きちんとご家族で話し合いご予算に合った防犯対策や自然災害リスクの軽減を図るようにしましょう。

駐車場リフォームを行う際の注意点



さいたま市ではお庭に駐車場リフォームを行う際、多くのご家庭で現在の自動車所有台数よりも1台分余分に駐車可能なスペースを確保しています。

その理由は駐車スペースを1度決めてしまうと、あとから駐車スペースを追加したくてもできない場合があるからです。

現在の自動車保有台数は1台であっても将来自動車を買い足す可能性や来客用の駐車スペースが必要となる見込みがある場合は駐車場リフォーム時に余分に駐車スペースを用意しておくことがポイントです。

また、駐車場リフォームでは余分に駐車スペースを確保しておくこと以外にも行政や近隣住民とのあいだでトラブルに発展しないよう2つの注意点があります。

ガレージなどを設置する際は必ず建築確認申請を行う

駐車場リフォームにて防犯対策としてガレージを設置する場合、必ず建築確認申請を行う必要があります。

建築基準法 第2条によると、建築物の定義とは「土地に定着する工作物のうち、屋根および柱もしくは壁を有するもの」と記載されています。

屋根と壁を有するガレージは建築基準法 第2条にある建築物に該当することから法律に基づきガレージを設置する際には忘れずに建築確認申請をさいたま市に提出するようにしましょう。

なお、屋根はあるが壁は無いカーポートを設置する場合、種類やサイズによっては建築物として扱われる可能性があります。

建築物に分類されるカーポートを建築確認申請の提出を行わずに設置してしまった場合、建築法違反となりカーポートを解体しなければなりません。

建築法違反のカーポートを解体せずに利用し続けた場合、懲役1年もしくは罰金100万円の罰則となります。

ただし、建築基準法 第6条 第2項の規定により防火地域および準防火地域外にお住いのご家族に限り床面積の合計が10㎡以下のガレージであれば建築確認申請を行う必要はありません。

自動車のサイズごとに求められる駐車場の幅や寸法が違う

自動車には軽自動車、普通自動車、ワンボックスカーなど様々な種類があります。

さいたま市では駐車場リフォームをご依頼されるご家族の多くが現在ご利用中の自動車の種類に合わせたリフォームをご希望されていますが、家族構成の変化などによって今後現在ご利用中の自動車とは異なる車種の自動車へと乗り換える可能性もあります。

現在ご利用中の自動車のサイズに合わせて駐車場の幅や寸法を決めてしまうと、将来別の車種に乗り換えた際に駐車場を利用することができなくなってしまいますので、今後のライフプランに合わせた駐車場リフォームを行うことが大切です。

  • 駐車場の幅について

駐車場リフォームでは自動車の駐車中に行うドアの開閉、荷物の積み下ろし、ヒトの通行などがスムーズに行えるゆとりのある駐車場幅を設けることが大切です。

ここでは埼玉県にて最も保有車両数の多い軽自動車を例にご説明させていただきます。

国土交通省が作成した駐車場設計・施工指針によると、軽自動車1台分における駐車場の広さは幅2.0m 長さ3.6mとしています。

軽自動車の平均サイズが全幅およそ1.5m、全長3.4mですので、駐車場に幅0.5m 長さ0.2mほどのゆとりが設けられることになります。

一般的に軽自動車の平均サイズに駐車場のゆとりをプラスした広さが自動車を駐車する際に最低限必要なスペースとなるのですが、ヒト1人が通行するのに必要な幅は60cmとされています。

自動車への乗り降りや荷物の積み下ろし、車庫入れの安全性などを考慮すると必要最低限の広さでは満足できるゆとりを確保することは難しいでしょう。

また、今後自動車を乗り換える可能性がある場合は乗り換え予定の自動車の全幅・全長と駐車場設計・施工指針を参考にゆとりのある駐車場リフォームを行うと良いでしょう。

将来を見据え駐車場のバリアフリー化を図りたいとお考えであるならば、国土交通省が定める「身体障がい者用駐車施設」を参考に幅2.1mほどの駐車スペースに車いす利用者がスムーズに転換できるとともに介護者が付き添うことができるよう1.4m以上の乗り降り用スペースをプラスした幅3.5m以上を確保しておくと安心です。

なお、既にバリアフリー住宅にお住いであり、これから駐車場リフォームを行うという場合には駐車場の幅を通常よりも1m以上広くすると要介護・要介助認定を受けた際に自動車の利用に不安を覚えることなくスムーズな乗り降りが可能となります。

  • 駐車場の寸法について

駐車場リフォームにおいて寸法は自動車をはみ出さないよう敷地内にきちんと駐車するために欠かせない要素です。

埼玉県にて最も保有台数の多い軽自動車の寸法は全幅およそ1.5m 全長3.4mですので、幅2.5m 長さ5.0mの駐車スペースさえあればすっぽりと自動車を収納することが可能です。

しかし、自動車の駐車方法には縦列・並列・直列の3種類あり、どのような駐車方法で自動車を駐車させたいのか、何台駐車したいのかなどによって最適な寸法が変わってきます。

さいたま市では一般的に直角駐車が採用されています。直角駐車の駐車場に軽自動車を1台駐車する場合、幅2.5m 長さ5.0mの標準的な駐車スペースを確保することですっぽり自動車を収納することができます。

しかし、直角駐車の駐車場に自動車を2台駐車したい場合は、ゆとりを持ってサイズの大きい自動車に合わせた駐車スペースを2台分確保することになります。

縦列駐車の駐車場にリフォームする場合、自動車の全長よりも1.5倍の駐車スペースが必要となります。

軽自動車の全幅はおよそ1.5m 全長は3.4mほどですので、最低でも幅2.3m 長さ5.1mの駐車スペースが必要になります。

ただし、1.5倍の駐車スペースを確保した場合は必ずバックで駐車しなければならず、前進して縦列駐車できる駐車場をご希望の場合は自動車の全幅・全長のおよそ3倍の駐車スペースが必要となります。

駐車場のある暮らしで日常生活を豊かにしませんか?



関東圏屈指のクルマ社会である埼玉県では、さいたま市を中心に駐車場のある家づくりが注目を集めています。

四季彩ホームでは豊富なデザインとメンテナンスがしやすいオープンスタイルのコンクリート駐車場をおすすめしております。

なお、台風や竜巻などの自然災害によってカーポートやガレージなどが破損してしまった場合、火災保険の申請を行うことで補修・修理費用をまかなうことができます。

お庭を削って駐車場にしてしまうことに抵抗を感じるご家族もたくさんいますが、ご自宅に駐車場を設けることで通勤・通学、買い物、旅行、送迎など日常生活のあらゆるシーンで利便性を向上させることが可能となります。

駐車場リフォームについて不安や心配事などございましたら、お気軽に四季彩ホームまでご相談ください。

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