住宅の豆知識

2020.10.29 住宅の豆知識

安心・安全な暮らしを守るフェンスの基礎知識

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近年さいたま市ではフェンスのないオープン外構をご希望されるご家族が増えています。

オープン外構とは、敷地と隣地・道路との境界部分にフェンス・ブロック塀・生垣などを設置することなく住宅全体を外部からはっきりと見えるようにする外構プランになります。

海外では治安の良い地域を中心にオープン外構が主流となっており、近隣住民とのコミュニケーションがとりやすくなる、ガーデニングや家庭菜園などに励みができる、駐車スペースを安易に確保できる、道路斜線制限が緩和されるなどのメリットがあります。

しかし、さいたま市にて実際にフェンスなどの囲いの無いオープン外構を取り入れたお家にお住いのご家族のなかには、隣人が敷地境界線を越えてカーポートや物置を設置した、見知らぬ人が勝手に敷地内を通行することが多い、近隣住民が無断で敷地内に侵入し荷物を置いたりペットを遊ばせていたりと境界線をめぐるトラブルに悩んでいます。

こうした敷地の境界線をめぐるトラブルから身を守るため、子育て世帯やペットの居るご家庭を中心に再びフェンスを用いて住宅全体を囲うクローズ外構が注目を集めています。

フェンスの主な役割



民法225条により自身が所有する土地と他人が所有する土地とのあいだにある空地にプライバシー保護を目的とするフェンス・ブロック塀・生垣などの囲障を設置することができる「囲障設置権」があります。

これにより、敷地と隣地・道路とのあいだに明確な境界線が設けられ近隣住民や見知らぬ人が無断で敷地内に侵入するのを防ぐことが可能となります。

しかし、フェンスには敷地内への侵入を防ぐ役割のほかにもご家族の安心・安全な暮らしをサポートしてくれる様々な役割を持つ優秀な外構でもあります。

ご家族のプライバシーを保護する

平屋建てにお住いの世帯や2階建ての1階スペースで過ごすことの多いご家族にとって窓の外を通る第三者の視線は気になるものです。

とくに人通りの多い密集した住宅地や交通量の多い道路沿いにお住いの場合、外から多くの視線が入り込むため常に気を張った状態で生活しなければならずゆっくりと休むことができません。

しかし、視線を遮ろうと1日中お部屋のカーテンや雨戸を閉めきったままにしてしまうと風通しが悪く日差しの射し込まない暗く重苦しい雰囲気のお部屋となってしまい快適な日常生活とは程遠くなってしまいます。

太陽の日差しが射し込む風通しの良い空間でプライベートな時間を楽しみたいとお考えであるならば、視線の気になる箇所にフェンスを設置すると良いでしょう。

フェンスを設置することで窓の外を通る第三者の視線を気にすることなく窓を自由に開閉することができ、自分だけではなくご家族のプライバシーもしっかりと守ることができます。

防犯性が高まり安心・安全な暮らしを守る

埼玉県の住宅対象侵入窃盗の発生状況は年々減少傾向にあるものの、未だに居空き、空き巣、忍び込みによる住宅侵入窃盗被害は1日平均6.8件発生しています。

埼玉県警察によると住宅侵入窃盗被害の7割以上が一戸建て住宅で発生しており、フェンスなどを設置していない無防備な住宅やブロック塀・生垣などが原因で周囲からの見通しが悪い住宅は住宅侵入窃盗被害に遭いやすいとしています。

周囲から視認できる見通しの良いデザインのフェンスや物理的に住宅への侵入が難しいブロック塀や生垣などを設置し防犯性を高めることで外部からの侵入者を防ぎ住宅侵入窃盗による被害リスクを抑えることが可能となります。

快適な日常生活に欠かせない採光・通風・騒音対策

昨今のフェンスは従来のフェンスとは違い、豊富なデザインとカラーバリエーションに加え様々な機能・性能を有したハイスペックなフェンスが増えています。

なかでも外部からの視線を遮りつつお部屋に光を取り込むことができる採光タイプ、目隠し効果と通風を両立させたルーバータイプ、外部の騒音を軽減する防音タイプなどは人気があります。

家族のプライバシー性や防犯性を高める目的とはいえ、ほとんど隙間の無い頑丈なフェンスを設置してしまうと空気の流れが悪くなり敷地内に湿気が溜まりやすくなってしまいます。

またフェンスによって敷地内が密閉された状態になってしまうと太陽から降り注ぐ光も届きにくくなり、風通しが悪く日の当たらない外壁などにはコケやカビが発生してしまう可能性があります。

さいたま市では地球温暖化などの影響により集中豪雨や大雪などの異常気象によって住家被害が増加傾向にあり、大雨や突風などによる住家トラブルを最小限に抑えるため防音・遮音性の高いフェンスの設置をご希望されるご家族も少なくありません。

外観の美観性やデザイン性の向上

豊富なデザインとカラーバリエーションがあるフェンスには、屋根・外壁・付帯部と同じように住宅の外観の美観性やデザイン性を向上させる効果があります。

ご家族でガーデニングや家庭菜園を楽しんでいるのであれば、壁掛けタイプのハンギングバスケットやツル性の植物などでフェンスを飾るとより美しい外観に仕上がります。

屋根・外壁の色合いやデザインに合わせてガーデンガーランドやハンギング雑貨などを飾り付けると住宅全体に統一感が生まれおしゃれな雰囲気の外構を作ることができます。

目的や用途に合わせたフェンスの選び方



フェンスには外部の視線を遮る目隠しタイプやナチュラルな木目調のおしゃれなデザインなど様々な種類があり、どのフェンスを設置したら良いのか なかなか決められないご家族も多いのではないでしょうか。

フェンスの設置工事では、

  • フェンスの種類
  • 最適な高さ
  • お手入れしやすさ

この3つを主軸にご家族の目的や用途にぴったりと合うフェンスを選ぶことがポイントです。

主なフェンスの種類とメリット・デメリット

フェンスの設置工事ではフェンスに使用されている素材に使用されている素材に応じて設置に適した環境に違いがあります。

設置したフェンスを長持ちさせたい、フェンスが持つ機能・性能を最大限活かしたい場合はフェンスの種類やデザインと合わせて使用されている素材も確認しておくことをおすすめします。

  • アルミ形材

高い耐久性とデザイン性を持つアルミ形材は、住宅用フェンスのなかで不動の人気を誇る素材です。

アルミ形材とは熱したアルミ合金を金型に流し込み押し出して作られる金属であり、豊富な商品バリエーションと高いデザイン性が魅力となっています。

アルミ形材の原料は軽量で腐食しにくい性質のアルミニウムになりますので、ほかの素材と比べて比較的お手頃な価格であり、設置時の取付けも安易なため工事費用が掛からず施工期間が短いメリットがあります。

しかし、アルミ形材は衝撃にやや弱い一面がありますので、お庭での作業中にちょっとぶつかっただけでフェンスが凹んでしまうことがあります。

とくにリーズナブルなお値段のアルミ形材は凹みやすいので注意が必要です。

また、気温が高くなる夏場はフェンス表面が熱くなりますので、小さなお子さまやペットの居るご家庭では気温の高い時期にはくれぐれもご注意ください。

  • アルミ鋳物

溶かしたアルミニウムを鋳型に流し込んで作られるフェンスをアルミ鋳物と言います。

アルミ鋳物とアルミ形材は同じアルミニウムを素材とするフェンスですが、アルミ形材は溶かしたアルミニウムをくり抜いた金型に流し込んで押し出すことで成形しています。

アルミ鋳物は溶かしたアルミニウムを鋳型に流し込んで固めるためアルミ形材では難しい曲線などのデザインを表現することが可能であり、密度もアルミ形材よりも高くなります。

ただし、アルミ鋳物はアルミ形材よりも重い、設置費用が高め、カラーバリエーションがブラック1択、横幅や高さがアルミ形材よりも小さいなどのデメリットがあります。

  • 樹脂

ポリスチレンなどの樹脂を素材とするフェンスは、高い耐久性と耐候性を併せ持っており経年劣化によるダメージが比較的少ないのが特徴です。

そのため、屋根・外壁のようにフェンス表面を定期的に塗装や防腐処置などを行う必要が無く、汚れたら水洗いをする程度で問題ありません。

豊富なカラーバリエーションでデザイン性も高く、なかでもナチュラルな木目調のデザインは和風・洋風どちらの住宅とも相性が良く人気があります。

くに小さなお子さまの居るご家庭では天然木を素材とするフェンスの表面に生じたささくれによって子どもが怪我をしてしまうなどのトラブルが多く、こうしたトラブルを防ぐため樹脂を素材とするフェンスを選ぶ親御さんも増えています。

しかし、天然木のような自然の温かみが少ない、紫外線による色褪せが起こりやすい、切断や釘打ちなど自由にかたちを変えることができないなどのデメリットがありますので設置場所やフェンスへの飾り付けなどをお考えの場合は注意が必要です。

  • スチール

強度が高く比較的お手頃な費用で設置が可能なスチールは、ほかの素材と比べデザイン性は低めですがクレマチスやバラ、グリーンネックレスなどのツル性植物を絡ませることで住宅全体を華やかに演出することができます。

また、アルミ製のフェンスと比べ耐久性が高く衝撃にも強いので子どもがお庭でサッカーボールや野球をしていてフェンスに当たってしまっても破損することはありません。

とくにスチール製のメッシュフェンスは凹みや外れなどに強く、DIYによる加工がしやすいメリットがあります。

これまでのメッシュフェンスは防犯性の低さがデメリットとされてきましたが、開放的で可視性が高いことを活かした防犯対策によりアルミ形材や樹脂素材と同じく高い防犯性を実現することが可能となっています。

  • 天然木

木材ならではの独特な風合いを楽しむことができる天然木は、お好みでフェンスの高さ調節や隙間幅を自由に設計することができるほか、塗装や飾り付けなどのアレンジもできることからDIYを趣味とするご家族を中心に人気があります。

しかし、天然木は紫外線や風雨などの自然環境の影響によって風合いが変化しやすい素材となりますので定期的なメンテナンスが必須となります。

メンテナンス周期はお住いの地域によって異なりますが、数年に1度のペースで防腐・防虫効果のある塗料を塗布する必要があります。

理想的な目隠しフェンスの高さと板間隔

近年、子育て世帯や若年層世帯を中心に需要が高まりつつある目隠しフェンスは、敷地と隣地・道路との境界部分に設置されている一般的なフェンス・ブロック塀・生垣などとは違い、家族のプライバシーの保護、防犯性の高さ、設置費用のお手頃さなどを目的とするフェンスになります。

目隠しフェンスの主な役割は 外部からの視線を遮ることですが、設置した目隠しフェンスの高さが低すぎたり板間隔が広すぎたりしまうと外部からの視線を全く遮ることができず、これでは目隠しフェンスを設置した意味がありません。

一般的に高さ180cm以上、板間隔1cm~3cmの目隠しフェンスであれば気になる外部の視線を防ぐことができるとされています。

日本人の成人男性の平均身長は172cm前後、成人女性の平均身長は158cm前後なので高さ180cm以上の目隠しフェンスであれば外部からの視線をきちんと遮ることが可能です。

ブロック塀の上に目隠しフェンスを設置する際はブロック塀の高さと目隠しフェンスの高さを合わせて180cm以上になるよう設置しましょう。

板間隔が1cmの目隠しフェンスを設置する場合、板同士の間隔が狭いぶん外部からの視線をしっかりと防ぐことができますが見通しと風通しが悪くなるため防犯性と通風性にやや不安があります。

防犯性と通風性を良くするには板間隔3cmの目隠しフェンスを選ぶと良いでしょう。

ただし、板間隔が2cmほど広くなることで外部からの視線が入りやすくなりますので、お風呂付近など外部からの視線が気になる場所にはルーバータイプ、半分目隠しタイプ、目透かしタイプなど視線を遮りつつ通風性や採光性などを確保できるフェンスを設置することをおすすめします。

目隠しフェンスを設置する際に大切なことは、どこに居るときに外部からの視線を遮りたいのか、何に対して重点的に目隠しをしたいのか、外側と内側からの眺めはどうかなども重要になります。

目隠しフェンスを設置する際はきちんと外構リフォームを担当する業者と話し合うことがポイントです。

メンテナンスとお手入れ

フェンスは、屋根や外壁、雨どいなどの付帯部と同じく常に紫外線や風雨といった厳しい自然環境にさらされている外構になります。

フェンスを長持ちさせるためにも定期的にメンテナンスやお手入れをする必要があります。

なかにはメンテナンスフリーの素材もございますが、汚れが付着したままにしてしまうと外観の見栄えが悪くなってしまいます。

フェンスは面積が広いのでお手入れが大変かもしれませんが、アルミ製や樹脂製のフェンスであれば柔らかなスポンジを使って水洗いすることで汚れを落とすことができます。

頑固な汚れが付着した場合、中性洗剤を使って軽くこすり洗いしてください。

フェンス表面に塗装が施されている場合、塗料の剥がれた部分から雨水などが侵入して腐食や錆びなどの原因となります。

フェンス表面に亀裂や剥がれなどの症状が見られる場合はフェンスの点検を兼ねて1度専門の業者に見てもらうことをおすすめします。

フェンス工事の費用相場



さいたま市におけるフェンス・ブロック塀・生垣などの外構リフォーム工事の費用相場は14万円~21万円ほどが平均となっています。

しかし、実際にフェンスなどの設置・交換に掛かる費用はご家族が選んだフェンスの素材によって大きく変わってきます。

たとえば、学校などの公共施設・公園・グラウンドなどに設置されているスチール素材のメッシュフェンスの場合1mあたりに掛かる設置費用は5,000円~10,000円が相場なのに対し、おしゃれな木目調の樹脂フェンスを設置するとなると1mあたり10,000円~25,000円ほどの設置費用が掛かります。

  • 〖フェンスの素材別 設置費用相場〗

また、フェンスの設置・交換に掛かる工事費用にはフェンス本体の価格に加え、フェンスなどをしっかりと固定するためのコンクリートブロックを埋め込む基礎工事や既存のフェンス・お庭の解体時に出る廃材の撤去作業などに掛かる施工費用も含まれます。

フェンスなどの設置・交換工事の費用相場は、基本的にフェンス本体価格と施工費用を合わせた金額にて算出されます。

どちらも各項目「単価×個数」に基づいて金額が決められています。

見積もりを出してもらった際に「工事代金一式」など細かな費用の内訳が記載されていない場合はのちにトラブルに発展する可能性があります。

見積もり内に気になる点がある場合は契約を交わす前にきちんと確認しておくようにしましょう。

フェンスの素材 1mあたりの平均設置費用相場
アルミ形材 9,000円~30,000円
※高級感あるアルミ形材の場合、
50,000円~60,000円
アルミ鋳物 20,000円~27,000円
樹脂 11,000円~35,000円
天然木 40,000円~60,000円
スクリーンフェンス
(目隠しフェンス)
70,000円~120,000円
竹垣 25,000円~35,000円
ブロック塀 5,000円~10,000円
生垣 7,000円~10,000円
※1㎡あたりの費用相場

家族の安全と笑顔を守るフェンスのあるお家



さいたま市ではプライバシー保護など理由からオープン外構からクローズ外構へのリフォームをご希望されるご家族が増えています。

しかし、ひとくちに「フェンス」と言っても豊富なデザインとカラーバリエーションがあり、さらに各メーカーや製品ごとに様々な機能・性能を持っていますので、どの場所にどのようなフェンスを設置したら良いのかお悩みのご家族も少なくありません。

四季彩ホームでは、主に機能性とデザイン性に優れたリクシル製品を扱っております。

圧迫感が少なく程よい高さのフェンスや木目調など目に優しいナチュラルな色合いのフェンスなどご家族のご希望や目的・用途など合わせたフェンスをご提案させていただいております。

ぜひお気軽にご相談ください。

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