住宅の豆知識

風水リフォームで運気アップ!気になる間取りづくりと注意点とは?

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これまでのリフォーム工事は、住宅や設備の老朽化などによって生じる不満を解消するために行うのが一般的でした。

しかし、現代のリフォーム工事は「家族との思い出が詰まった我が家を長持ちさせたい」「いまのお家に不満は無いけれど、さらに快適で住み心地の良いお家にしたい」など積極的な住環境の改良を目的とするリフォームが主流となっています。

なかでも、リフォーム潜在需要が高まっているさいたま市の30歳代~50歳代を中心に注目を集めているのが「風水リフォーム」です。

風水リフォームとは、その名の通り“風水の要素を取り入れたリフォーム工事”のことです。

リフォーム工事に風水を取り入れることで、「気」と呼ばれる生命エネルギーの流れが整いココロとカラダが自然とリラックスできる空間を作り出すことができるとされています。

しかし、「気」の存在は現代科学では未だ解明されていないため、風水リフォームに対して抵抗を感じているご家族も少なくありません。

ここでは、風水とリフォームの関係性をはじめ、風水リフォームの際に押さえておきたい間取りづくりのポイントと注意点についてご説明します。

風水と建築物の意外な関係性



風水をリフォームやリノベーションに取り入れると、風通しと日当たりの良い理想的な住まいづくりが可能となります。

しかし、「科学的根拠が無く曖昧」「胡散臭さを感じる」など風水に対してあまり良いイメージを持たれていないご家族も少なくありません。

風水とは、古代中国・漢の時代に誕生した環境学や統計学に類する立派な学問のひとつです。

時の権力者たちは、富と権力を手に入れるため風水を用いて地脈や水脈、山と川の位置などから城を築くのに最適な環境を割り出すことで繁栄してきた歴史があります。

日本でも法隆寺や皇居など風水を取り入れた建築物を現代でも目にすることができ、いまでは人気のパワースポットとなっています。

リフォームに風水を取り入れるメリット

ヒトは新鮮な空気を体内に取り込むことでココロとカラダの健康を保つことができます。

ところが、澱んだ汚い空気を体内にたっぷり取り込んでしまうと免疫力の低下を引き起こし、呼吸器系の病気やアレルギー症状の悪化を引き起こす原因となります。

また、空調設備の効率も悪くなりトラブルや故障を招く原因にもなりますので家計への負担も大きくなります。

ヒトが健康であり続けるためには、澱んだ汚い空気を屋外へと押し出して常にお家全体を隅々まで新鮮な空気でたっぷり満たすことが大切です。

風水では「風の通りが良く澄んだ水が流れる場所には、様々な幸福を運んでくるプラスエネルギーで満ちている」という考えが基本となります。

そのため、風水を取り入れたリフォーム工事を行うことで、お家のなかを漂う澱んだ汚い空気を効率よく屋外へと押し出すことができ、自然界の良いエネルギーを含む新鮮な空気を上手く取り込み循環させることが可能となります。

お家全体を自然界の良いエネルギーで満たせるかどうかで、健康面だけではなく精神面も大きく変わってきます。

風水リフォームは、近ごろ出費が多くなった気がする、何だか気持ちがモヤモヤしてイライラすることが増えた、家族間の関係が思わしくないなどのお悩みを抱えるご家族におすすめのリフォーム案と言えます。

風水と家相の違い

ここ数年、さいたま市では風水リフォームをご希望されるご家族が増えています。

しかし、風水とは基本的に土地の良し悪しを判断する環境学となりますので、その土地の地脈・地勢・気候などの自然エネルギーを効率良くお家のなかに取り入れて開運や運気アップを図ることを得意とします。

そのため、間取りの変更や住宅設備の交換・増設などのリフォーム・リノベーション工事を行う際は、風水よりも方位ごとに吉凶を判断する家相を取り入れたほうが開運や運気アップが図りやすいとされます。

家相とは、風水を起源に日本独自で発展した統計学や環境学に類する学問になります。

現代の家相は江戸時代の頃に発達し発展したものであり、そのお家に住んでいるヒトやペットが日々の日常生活で経験する生活体験をもとに間取りと方位を組み合わせることで運気の良し悪しを判断しています。

風水と家相どちらも統計学や環境学に類する学問であり、現状を改善することで家族をより良い未来へと導くという目的は同じですが、風水は衣・食・住の幅広い観点から開運や運気アップを目指すのに対し、家相は間取り図と方位盤を用いて吉凶を判断し開運・運気アップを目指すという点で大きな違いがあります。

また、風水と家相では方位の吉凶や部屋に対する考え方などにも違いがあります。

とくに風水は流派によって解釈が変わってきますので風水を取り入れたリフォーム・リノベーション工事を依頼する際は注意が必要です。

運気アップに繋がる驚きの間取りづくりとは?



現代の住宅リフォームにおける間取りづくりでは、土地や周囲の環境をもとに風通しと日当たりを確保したうえで、北の方角にキッチンやお風呂などの水回り、南の方角には家族が集まるリビングをそれぞれ配置し、そこに住むヒトやペットがゆったりと過ごせる広々とした空間づくりを目的としています。

一方、風水を取り入れたリフォーム・リノベーション工事では、そこに住むヒトやペットが自然界にある良いエネルギーをたっぷり充電できるよう吉方位を導き出し、キッチンやお風呂、リビングなど各お部屋の配置を決めていく間取りづくりが基本となります。

しかしながら、風水は流派によって解釈が異なるだけではなく、家の向きやそこに住むヒトの生年月日(本命星)によって吉凶方位が変わってしまうため、「いつ」「誰が」「どこに」「住むのか」によって定期的に間取りを変更しなければならず、あまり実用的とは言えません。

では、風水と同じく統計学や環境学に類する家相はどうでしょうか。

日本独自に発達・発展した家相は、九星気学の考え方に風水の要素を取り入れたものであるため「いつ」「誰が」「どこに」「住むのか」によって吉凶方位が変化することはなく、風水のように住むヒトによって吉凶方位が変わる心配もありません。

家相は日本の気候風土に合わせて発達・発展してきたこともあり、間取り図に家相を取り入れることで季節ごとに変化する風通しや日当たりを効率よく住宅内に取り入れることができ、日本人が求める住宅の機能性と動線を取り入れた住み心地の良い家づくりが可能となります。

家相を取り入れた間取りづくりのポイント

  • 間取りの中心に「リビング」を配置する

お家のなかで最も利用頻度が高いとされるリビングは、家族が集まる大切なコミュニケーションの場です。

間取り図の中心にリビングを配置することで、生活動線も良くなりスムーズに家事を進めることができるようになります。

また、リビングは昔から明るく日当たりの良い部屋であることが条件であったこともあり、間取りの中心にすることで効率良く採光を取り入れることができます。

  • 家を南の方角に向ける

現代でもリフォーム・リノベーション工事を行う際は、風や日差しが入りやすい南の方角にお家を向けるのが良いとされています。

南の方角は「陽の気」が最も強い方位であるため、風通しと日当たりどちらをとっても最高の方角と言えます。

土地の都合上、どうしてもお家を南の方角に向けることが難しい場合は、南側に換気と採光用の窓を設置すると良いでしょう。

  • 西に和室、東に庭を配置する

リフォーム工事によりお家が南向きとなる場合、西の方角に和室、東の方角に庭を配置しましょう。

太陽が昇る東の方角に庭を配置することで朝日が取り込みやすくなり日中の日当たりも良くなります。

反対に太陽が沈む西の方角に和室を配置して側面に壁を設けることでお家に西日が入り込むのを防ぐことができます。

とくに真夏の炎暑が絶えない時期は西日によって室内が蒸し暑くなり熱中症になりやすくなるため和室があると無いとでは夏場の過ごしやすさが大きく変わってきます。

なお、和室の西側に壁を作った場合は南東に風を取り込むための窓を設置することを忘れてはいけません。

  • 東もしくは東南の方角にキッチンを配置する

朝日が射し込む東または東南の方角にキッチンを配置すると、朝の気温が低い冬の時期でもポカポカと暖かさを感じることができ、キッチン仕事がはかどるようになります。

気温が最も高くなる夏場も南側に壁があるため太陽から降り注ぐ強烈な日差しがキッチンに入り込むのを防ぐことができます。南東に窓を設置するとキッチンに向かって涼しい風が運ばれてくるので夏場でも快適にキッチン仕事ができます。

  • 玄関とトイレを一直線に繋がない

家相学では玄関とトイレが向き合うことを凶としています。

お家のなかで最も不衛生な場所であるトイレは「不浄」と呼ばれています。

自然界の良いエネルギーはお家の顔である玄関から入ってくるため、玄関の目の前にトイレがある間取りはお勧めできません。

また、お家の中央にトイレを作るのも避けましょう。

家相学ではお家の中央は住むヒトにとって最も大切な場所になります。

トイレを配置する際は、衛生面に気を付けつつ東30度、東南60度、北西60度のいずれかの方角に設けるとお家の運気が下がるのを防ぐことができます。

  • お家の中央に階段を設置しない

さいたま市では子育て世帯を中心にリビングの中央に階段を設置するリフォーム・リノベーション工事が注目を集めています。

しかし、家相学ではお家の中央に階段を設置することを凶としています。

お家の中央部は「家の主」と呼ばれており、昔から大切な場所とされてきました。

現代とは違い、昔は部屋全体を明るく照らす照明器具が無かったため、お家の中心に階段を設置したお家では階段によって灯りが遮られ転落事故が頻繁に起こっていたそうです。

現代でも階段が原因による転落事故が子どもや高齢者を中心に増加傾向にありますので、階段を設置される際は十分に注意しましょう。

  • 「鬼門」と「裏鬼門」の位置を知る

現代の家相学では、北東の方角を「鬼門」、鬼門と反対の方角にあたる南西を「裏鬼門」と呼びます。

鬼門とはその名の通り「鬼 (邪気)が出入りする方角」のことであり古くから不吉な方位と忌み嫌われてきました。

そのため、都や幕府などが置かれていた地域では時の権力者によって鬼門にあたる方角に「鬼門除け」として大きなお寺を創建していたそうです。

一方、鬼門と反対の方角にある裏鬼門は陰陽の狭間にあたる不安定な方角として鬼門と同様、忌むべき方角とされています。

現代の家相学では「鬼門・裏鬼門の方角に三備を設けてはならず」としています。

家相学における三備とは、門を含む玄関、キッチン、お風呂・トイレなどの水回りを指します。

鬼門・裏鬼門に三備のいずれかが配置されているお家は運気が下がりやすく、経済的な問題や家族・親族間における人間関係の悪化、健康面・精神面への影響など何かしらのトラブルが起こりやすくなります。

しかし、さいたま市にある多くの住宅では南の方角にリビングを配置した間取りが人気となっており、必然と鬼門・裏鬼門のある北東や南西にキッチンやお風呂などの水回りが配置されるケースも少なくありません。

もちろん鬼門・裏鬼門に三備のいずれかが配置されているからといって必ずしもお家の運気が下がるというわけではありませんが、どうしても気になるという場合は 間取り図を見直す、もしくは別のかたちで鬼門除け・鬼門封じを行うと良いでしょう。

やってはいけない風水リフォームの注意点



風水や家相を取り入れたリフォーム・リノベーション工事を行う際、つい間取り図ばかりに目が行きがちですがリフォーム・リノベーション工事の施工時期やお家のかたちにも注意を払う必要があります。

とくに引っ越すことなく居住した状態でリフォーム工事を行う予定のご家族の場合、家族のために良かれと思って依頼したリフォーム・リノベーション工事が風水・家相の観点から見ると最悪のタイミングであったがために工事中に家族が体調を崩したり、事故やケガをしてしまったりする可能性が高くなります。

では、風水や家相を取り入れたリフォーム・リノベーション工事を行う場合、どのようなポイントに気を付けたら良いのでしょうか。

吉日と凶日を見極めて施工時期を決める

リフォーム・リノベーション工事を行う場合、とても気が不安定になる「土用」の時期は避けましょう。

土用とは、雑節のひとつであり1年間に4回訪れます。陰陽道には、土をつかさどる「土公神 (どこうじん)」と呼ばれる神様がいます。

土公神は、春になると竈(かまど)に、夏になると門へ、秋になると井戸に、冬になると庭へと季節ごとに坐する方位を移動させる遊行神のひとりであり、密教における天部のひとり「堅牢地神 (けんろうちしん)」と同体になります。

土公神は季節が移ろう土用の期間中に坐する方位を変えて土に潜るため気の流れが不安定となります。

このタイミングに土を掘り返してしまうと土公神の怒りを買うだけではなく、大地のエネルギーもさらに不安定になってしまい、その土地と方位は後世まで凶意が続くことになります。

風水や家相を取り入れたリフォーム・リノベーション工事をお考えであるならば、土公神が土へと潜り大地の気が不安定となる土用の期間中に着工しないようにしましょう。

どうしても土用の期間中に着工しなければならない場合は、土用の期間中にある「間日 (まび)」に合わせて着工を開始できるようリフォーム事業者と相談して施工時期を調節することをおすすめします。

間日とは、およそ20日間ある土用期間のあいまの日です。陰陽道では土用の期間中に土をいじることは禁忌としていますが、間日だけは土を動かしても良い日とされています。

  • 2020年 各季節の土用期間と間日 一覧
季節 土用期間 間日
冬土用 1月18日~2月3日 1月24日、1月25日、1月27日
春土用 4月16日~5月4日 4月20日、4月21日、4月24日、5月2日、5月3日
夏土用 7月19日~8月6日 7月23日、7月24日、7月28日、8月4日、8月5日
秋土用 10月20日~11月6日 10月21日、10月23日、10月31日、11月2日、11月4日
  • 2021年 各季節の土用期間と間日 一覧
季節 土用期間 間日
冬土用 1月17日~2月2日 1月18日、1月19日、1月21日、1月31日、2月2日
春土用 4月17日~5月4日 4月19日、4月27日、4月28日、5月1日
夏土用 7月19日~8月6日 7月19日、7月23日、7月30日、7月31日、8月4日
秋土用 10月20日~11月6日 10月26日、10月28日、10月30日

土用期間にある間日に該当する日は、

  • 冬土用:寅の日、卯の日、巳の日
  • 春土用:巳の日、午の日、酉の日
  • 夏土用:卯の日、辰の日、申の日
  • 秋土用:未の日、酉の日、亥の日

このようになっています。

カレンダーによって異なりますが、いまでも一部のカレンダーでは日付の下あたりに小さな文字で干支が書かれておりますので、風水や家相を取り入れたリフォーム・リノベーション工事をお考えのご家族はカレンダーを確認しながら着工日を決めると良いでしょう。

大掛かりなリフォームを行う際は三殺の方位に気を付ける

これから風水や家相を取り入れた大掛かりなリフォーム・リノベーション工事を行う予定であるならば、「三殺 (さんさつ)」の方位には注意が必要です。

三殺とは、却殺・災殺・歳殺これら3つの「殺」をひとつにまとめた風水用語になります。三殺の方位はその年の干支(動物)が属しているグループの方位と連動するかたちで1年ごとに変化していきます。

たとえば、2020年は子の年になりますので、水の性質を持つ干支となります。

十二支のなかで子と同じく水の性質を持つ干支には申と辰がいます。

陰陽五行では水の性質を持つ方位は「北」になりますので、北の反対側にある南が三殺となります。そのため、南の方位が三殺となるのは2020年、2024年、2028年となります。

風水ではリフォーム・リノベーション工事を行う際、お家の「坐」にあたる部分がその年の三殺の方位にあたるのであれば翌年まで工事を見送るべきとしています。

うっかりでも三殺の方位がお家の坐に回ってきてしまったタイミングでリフォーム・リノベーション工事を行ってしまった場合、家族やペットに度重なる不運が訪れる、病気・ケガ・強盗などの災いが起こる可能性が大きくなります。

とくに大掛かりなリフォーム・リノベーション工事、基礎工事、騒音を伴う点検・メンテナンス作業、土を掘り返す工事などは控えるようにしましょう。

  • 十二支別 グループごとの性質と三殺の方位
陰陽五行 同じグループに属する干支(動物) グループが属する方位 三殺方位
子・辰・申
寅・午・戌
卯・未・亥 西
牛・巳・酉 西

欠けのないキレイなかたちのお家に仕上げる

さいたま市では意匠性ある斬新なデザインの一戸建て住宅やマンションに憧れるご家族もたくさんいます。

しかし、風水や家相では間取りに欠けができることを避け凹凸の少ないシンプルでキレイなかたちをした間取りを良しとしています。

その理由は、間取りに欠けが生じることでお家全体の気の流れが悪くなりエネルギーも弱く凶意が出やすくなるためです。

凶意の種類は方位によって異なります。

たとえば、間取りの北側に欠けが生じているお家では、心身ともに疲れやすく体調不良が起こりやすくなります。

また子宝に恵まれにくくなるため後継者がいない、子孫の衰退などに繋がる可能性があります。

鬼門の方位に欠けが生じている場合、日常生活のあらゆる場面で激しい変化が起こりやすくなり人間関係や相続関連でトラブルが起こりやすくなるため注意が必要です。

なお、風水や家相における間取りの欠けの定義は「一辺あたりの長さ2/3以下の凹み (一辺の長さ1/3以上の凹み) がある」場合に限るとしています。

リフォーム工事により既存住宅をL字型へとお家のかたちを変更した場合、必然的に欠けが生じることになります。

もしもリフォーム工事によって張り出された部分がピッタリ1/3になってしまうと、同時に2/3以下の欠けを作り出してしまうことになります。

このような予期せぬかたちでお家に欠けを作ってしまった場合、サンルームや転倒防止策を施した物置を設置する、母屋から1mほど離れた場所にシャッター付きの車庫を設けるなど別棟を設けて欠けた部分を補うことで凶意を抑えると良いでしょう。

幸福を運ぶ風水リフォームで大切な家族との素敵な時間を過ごしましょう。



30歳代~50歳代を中心にリフォーム潜在需要が高まっているさいたま市では、風水や家相を取り入れたリフォーム・リノベーション工事をご検討されているご家族も大勢います。

四季彩ホームには専属の風水師はおりませんが、施主様ご家族が風水リフォームをご希望される場合に限り、屋根・外壁の色合い、家相に基づく間取り図の作成、施工時期の調整などのご相談を承っております。

ぜひお気軽にご相談ください。

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