住宅の豆知識

2020.05.05 住宅の豆知識

意外と知らないリフォームローンの上手な活用術!金利や審査基準とは?

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耐震・省エネといった住宅性能の向上や将来を見据えた住宅のバリアフリー化を目的とするリフォーム工事を行う場合、高額な費用がかかるためローンを検討されるご家族も少なくありません。

ここ数年リフォーム潜在需要が高まっているさいたま市では、ろうきん(中央労働金庫)の窓口を通じて住宅資金等の融資を行う「さいたま市勤労者支援資金融資」による支援策を講じており、より多くのさいたま市民が安心してリフォーム工事が行えるようサポートしています。

しかし、さいたま市勤労者支援資金融資を利用する場合、さいたま市のあっせん要件に加え取扱金融機関で定められている融資審査要件をクリアする必要があり、場合によっては施主様のご希望にそぐわない結果となるケースもあります。

そこで今回は、リフォーム工事の際に利用できるローンの種類や審査基準、金利などの違いを知り、自分に合ったリフォームローンを見つけて上手に活用する方法をご紹介します。

リフォームローンの種類と審査基準



リノベーションやリフォームなど住宅の改築・改修工事にて利用できるローンは、大きく分けて「リフォームローン」と「住宅ローン」の2種類あります。

リフォームローンとは、その名のとおり住宅の増改築・修繕等を目的とするリノベーションやリフォーム工事を行う際に利用できるローンになります。

そのため、新たに住宅を取得する際の新築・注文住宅工事では利用することができません。

一方、住宅ローンとは、新たに住宅を取得する場合や既存住宅の改築・改修工事を行う場合に利用できるローンとなります。

住宅に係わる幅広いシーンで利用できることから、さいたま市ではリノベーションやリフォーム工事の際に住宅ローンを利用する傾向があります。

一見、リフォームローンと住宅ローンどちらも同じローンに見えますが、実際には借入可能な金額、金利、審査の通りやすさなどに大きな違いがあることをご存じですか。

リフォームローンの特徴

金融機関によって異なりますが、リフォームローンの借入可能な金額相場は500万円~1,000万円程度であり、返済期間は最長10年~15年程度と比較的短いのが特徴です。

リフォームローンは、大きく分けて「公的融資」と「民間融資」の2種類あります。

公的融資とは、住宅金融支援機構や財形住宅融資、埼玉県およびさいたま市による融資になります。

民間融資とは、銀行・信用金庫などが取り扱うリフォームローンやオリコ・ジャックスなどが取り扱う信販系ローンになります。

どのリフォームローンを利用するかは施主様ご家族の予算や家計の都合によって異なりますが、もっとも多くの施主様が利用しているリフォームローンは、手続きが簡単で審査の早い信販系ローンになります。

さいたま市でもリフォーム工事の早期着工を希望されるご家族を中心に信販系ローンを利用されるケースが増えています。

リフォームローンの概要

借入金額 200万円~2,000万円
返済期間 最長10年~15年
金利相場 市場金利と長期貸出金利を基準とする利率によって決まる「変動金利型」が主流。金利相場2%~5%/年
ローン
審査基準
借入・完済時の年齢、返済負担率、勤続年数、年収、担保評価、健康状態などによる総合的な審査スタイルを採用。
住宅ローンと比べ、比較的審査期間が短く、審査が通りやすい。
最短で1~2日ほど、長くても1週間以内に審査結果が出る。
団体信用生命保険 「加入タイプ」と「非加入タイプ」の2つから選べることが多い。
担保 無担保が多い。

※諸条件につきましては、借入先の金融機関によって異なります。詳しくは各金融機関にお問い合わせください。

リフォームローンのメリット

◎金融機関によって保証人が不要

◎無担保で利用できることが多い

◎審査基準が比較的低めであり、住宅ローンに比べて通りやすい

◎用意する書類が少なく、融資の決定が早いので早期着工が可能

◎抵当権の設定を行う費用や金融機関への保証料などが発生しない

リフォームローンのデメリット

△無担保のため住宅ローンと比べると金利が高め

△ローン返済期間が短く、1ヶ月の返済額が高い

△借入限度額が低く、ローンだけではリフォーム費用を賄えない場合がある。

住宅ローンの特徴

新たに住宅を取得する際に利用されることの多い住宅ローンですが、土地の購入や既存住宅のリフォーム工事など“居住するための住宅購入”が目的であれば基本的には住宅ローンの利用が可能です。

ただし、住宅ローンは住宅の状態などによって借入・利用条件が異なるため、住宅ローンを利用してリフォーム工事を行う場合は注意が必要です。

住宅ローンは、大きく分けて「公的融資」「フラット35」「民間融資」の3種類あります。

これまで住宅金融支援機構や財形住宅融資による公的融資、りそな銀行・みずほ銀行などが取り扱う民間融資が主流でしたが、近年はローン証券化の手法を取り入れた住宅金融支援機構と民間金融機関のコラボレーション融資「フラット35」を利用される施主様も増えています。

住宅ローンの概要

借入金額 1,000万円~5,000万円
返済期間 最長30年~35年
金利相場 変動金利型・全期間固定金利型・固定選択金利型のうち、自分に合った
ものを選択することができることが多い。金利相場1%~2%/年
ローン
審査基準
借入・完済時の年齢、返済負担率、勤続年数、年収、担保評価、健康状態などによる総合的な審査スタイルを採用。
リフォームローンと比べると審査機関が長く、厳正に審査されるためローン審査に落ちるケースも少なくない。
審査結果が出るまで最短でも2週間前後かかる。
団体信用生命保険 加入必須であるケースが多い。
担保 リフォーム工事を行った住宅や土地を担保とする「物的担保」が主流。
なお、抵当権の設定などが必要となる。

※諸条件につきましては、借入先の金融機関によって異なります。詳しくは各金融機関にお問い合わせください。

住宅ローンのメリット

◎借入限度額が高く、将来的に必要となるリフォームも1度で済ませることが可能

◎借入金額が高額であっても返済計画を長く設定できるため計画的に返済できる

◎住宅ローン減税制度を利用することで控除が受けられる

◎他の資金と合わせた返済計画が立てやすい金利優遇措置がある

◎フラット35や選択型ローンなど返済計画に合わせて金利を自由に選べる

住宅ローンのデメリット

◎抵当権の設定費用や団体信用生命保険料の支払いが発生する

◎審査基準が高く、リフォームローンに比べて審査落ちしやすい

◎審査時に必要となる書類が多い

◎審査が済んでも融資が決定するまでに時間がかかり早期着工が難しい

リフォームローンの金利について

リフォーム工事をご検討中の施主様にとって、もっとも気になるのが「金利」ではないでしょうか。

金利とは、借入金額に応じて施主様が支払うべき利息の割合になります。

金利には、1ヶ月ごとに借入金額に対する利息額を「月利」、1年ごとに借入金額に対する利息額を「年利」の2種類あります。

なお、リフォームローンや住宅ローンにおける金利表示は「年利」が一般的となっています。

リフォームローンの金利相場は、市場金利と長期貸出金利を基準とする利率によって決まる「変動金利型」であり、年利2%~5%が一般的です。

しかし、住宅ローンの金利相場の場合、「変動金利型」「全期間固定金利型」「固定選択金利型」より自分に合ったものを選択することができることが多く、年利も1%~2%とリフォームローンに比べるとやや低めとなっています。

金利は高ければ高いほど1回に支払う返済額が大きくなるため、ローン完済時の返済総額が必然と多くなります。

お得にリフォーム工事をしたいとお考えであるならば、ローンに詳しい工務店またはリフォーム会社に相談することをおすすめします。

リフォームローンにおける金利タイプの特徴

変動金利型

1年に2回、市場金利の動きに合わせて金利と返済額の見直しが行われるタイプです。

金利と返済額の見直しが行われるタイミングは各金融機関によって異なりますが、一般的に金利の見直しは6ヶ月ごと、返済額の見直しは5年ごとに行われます。

なお、金利を見直す際の指針として「短期プライムレート(短プラ)」と呼ばれる短期貸出時に適用される最優遇金利を基準とする金融機関が多い傾向にあります。

最新の短期プライムレートが気になる施主様は、日本銀行「長・短期プライムレート(主要行)の推移 2001年以降
(https://www.boj.or.jp/statistics/dl/loan/prime/prime.htm/)」こちらをご参照ください。

市場金利が低金利となれば恩恵を得られますが、金利が上昇すると返済額が増える可能性があります。

返済額が増えてしまっても無理なく返済できるかどうか、繰り上げ返済による返済負担を軽減できるかなど、もしものときに備えた返済プランを事前に考えておくことが大切です。

全期間固定金利型

市場金利の影響を一切受けることなく、借り入れたときの金利がローン完済まで続くタイプです。

返済額の変動もないため返済計画が立てやすいため、毎月の返済額を安定させて経済管理をしたい、返済期間中に金利が上昇すると家計に影響を及ぼす可能性がある、将来のライフイベントにかかる出費などを考慮した資金計画を立てたいとお考えの施主様におすすめです。

ただし、変動金利型よりも若干金利が高い、市場金利が低金利となった場合の恩恵が得られないなどのデメリットがあります。

固定選択金利型

借入時、施主様ご本人によって指定された期間(1年、2年、3年、5年、7年、10年)が終了するごとに、毎回金利を固定するか変動に切り替えるのかの選択ができるタイプです。

金利タイプは各金融機関やリフォームローン商品の条件などによって異なりますので、固定選択金利型を選択される場合は事前に確認しておきましょう。

また、返済開始から選択期間が終了するまでの固定金利期間中は金利優遇措置を設けている金融機関も多いため、期間中に繰り上げ返済を頑張りたい方、定期的に金利の見直しを検討したい方におすすめのプランです。

ただし、返済開始から施主様が指定した固定金利選択期間が終了するまでのあいだ、市場金利の影響を一切受けることなく借り入れたときの金利が続きますが、固定金利期間終了後、再び金利の固定期間を選択するのか、変動金利型に変更するのかを選ばなければなりません。

固定金利期間終了時に金利が大幅に上昇した場合、返済額も大幅に増えてしまう場合がありますので、もしものときに備えて無理なく返済できるよう前もって返済プランをしっかりと立てておくことが大切です。

自分に合ったリフォームローンの見つけ方

自分にピッタリなリフォームローンを見つけるには、無理なく返済できるかどうかを見極めることがもっとも重要になります。

現在リフォームローンを取り扱っている多くのローン会社では、リフォームローン返済額の目安となる「ローンシミュレーション」を用意しており、毎月の返済額・実質負担額・総返済額などの試算・比較が気軽にできるようになりました。

しかし、あまりにもリフォームローンの種類が多すぎて、自分に合うローンの種類は何なのか、どのローン会社を利用すべきかと悩んでしまう施主様も少なくありません。

公的融資

フラット35やリ・バース60などの個人向け住宅融資にて住生活の向上に貢献している住宅金融支援機構は、個人に対して直接融資することはありませんが、民間の金融機関と提携することで最長35年の長期固定低金利の住宅ローンを実現しています。

また、災害時の復興支援や空き家対策、高齢者・障がい者リフォーム支援をはじめ、民間融資ではローンが組めず住宅リフォームを諦めていた世帯でも利用できる制度も用意されています。

ただ、民間融資と比べると提出しなければならない書類が多い、手続きが面倒、審査から融資実行までの時間が長いといったデメリットがあります。

財形融資

財形融資とは、給与天引きによる貯蓄制度のひとつ「財形貯蓄」のうち、一般財形貯蓄・財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄のいずれかを1年以上継続している場合のみ利用できる住宅ローンです。

返済開始から完済するまでの全期間、5年ごとに金利が見直される5年間固定金利型となっています。

金利相場は条件によって異なりますが平均0.7%前後と低めになっています。

ただし、5年ごとに見直される金利には上限・下限の設定が設けられていないため、5年後の金利が1%を超えている可能性もあります。

民間融資

銀行系ローン

みずほ銀行、楽天銀行、りそな銀行、JAバンクなど都市・地方銀行、信託銀行などの金融機関にて利用できる民間融資のリフォームローンは、比較的まとまった金額を借り入れることが可能であり、金融機関によっては最長15年の返済期間が設けられています。

ライフプランに合わせた無理のない返済計画を立てることができる、大掛かりなリフォーム工事が可能といったメリットがある反面、審査が厳しい、融資が決定するまでに時間がかかる、担保が必要になることがあるなどのデメリットがあります。

ただし、住宅ローンを組んでいる銀行でリフォームローンの借入を行う場合、金利の優遇や審査日数の短縮といった恩恵を受けることができます。

信販系ローン

オリコ、ジャックスといったクレジットカード会社による信販系リフォームローンは、銀行系ローンと比べると手続きが簡単で審査も通りやすい傾向にあります。

しかし、借入可能な金額が300万円ほどとやや少なく、返済期間も短めとなっています。

大掛かりなリフォーム工事には不向きですが、キッチンやトイレのバリアフリー化、お家の外壁を塗り替えるなど部分的なリフォーム工事を実施したいとき、リフォーム工事で住宅トラブルを早く改善させたいときにおすすめです。

さいたま市勤労者支援資金融資とは?

さいたま市勤労者支援資金融資とは、住宅の取得または既存住宅のリノベーション・リフォーム工事に必要な資金をろうきん(中央労働金庫)の窓口を通じて融資するさいたま市独自の支援策です。

さいたま市勤労者支援資金融資の住宅資金は、

  • 資限度額:500万円
  • 返済期間:10年以内
  • 利率:年利2.2% (住宅資金の利率内訳:年利1.4%、保証料:年利0.8%)

このようになっています。

利率は固定利率となりますので、全期間固定金利型と同じく返済計画が立てやすいメリットがあります。

ただし、さいたま市勤労者支援資金融資を利用する場合、

  • さいたま市内に1年以上住んでいる
     ※住宅資金のみ、さいたま市内居住予定者も利用可能。
  • 1年以上、同一事業所に勤務している
  • 満20歳以上65歳未満である
  • 前年度の市県民税および固定資産税を完済している
  • 前年税込年収が150万円以上

これらすべての要件を満たす必要があります。

リフォームローンを上手く利用してお得に改築・改修をしましょう。

リフォーム潜在需要が高まっているさいたま市では、リノベーションやリフォーム工事の際にローンを利用される施主様もたくさんいます。

しかし、まだ住宅取得の際に組んだ住宅ローンが残っており新たにローンを組むことが難しいのではないかと不安や心配を抱えておられる施主様も少なくありません。

四季彩ホームでは、お付き合いのある銀行のリフォームローンなどのご紹介を行っております。

ぜひリフォーム工事に関するローンにてお悩みの施主様はお気軽にご相談ください。

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