住宅の豆知識

キッチンリフォームの失敗と成功の分かれ道とは?

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アベノミクス成長戦略のひとつ「女性が輝く日本」により、夫婦共働きがスタンダートとなりつつある昨今。

ひと昔前までは「男子厨房に入らず」が当たり前でしたが、さいたま市では夫婦で協力して家事や子育てを行う機会が増えるようになり、キッチンに立つ男性も増えています。

しかし、キッチンといえば“女性”というイメージが強く、いま使っているキッチンでは使い勝手が悪いと感じてしまう男性も少なくありません。

そこで、夫婦ともに使い勝手の良いキッチンへとリフォームしたいとご検討中の施主様も多いのではありませんか。

ところが、いざキッチンリフォームについて調べてみると、

  • キッチンカウンターの高さが合わず腰痛になった
  • 作業スペースとシンクのバランスが悪い
  • 電子レンジなどのキッチン家電の配置が悪い
  • 短や効率にこだわりすぎて冷蔵庫が置けない

など、さまざまなトラブルに見舞われるケースが多く、キッチンリフォームをすべきかどうか悩んでしまう夫婦もたくさんいます。

そこで今回は、キッチンリフォームの失敗と成功の分かれ道はどこなのかを詳しくご紹介します。

「おすすめ」や「人気」という言葉に惑わされない!

現在、さいたま市では、夫婦共働き世帯や子育て世帯のあいだで「おしゃれ・時短・効率」三拍子そろった対面キッチンが人気を集めていますが、料理初心者さんや料理好きのあいだでは昔ながらの非対面キッチンがおすすめされています。

しかし、男性と女性では“理想”とするキッチンのイメージが大きく異なるため、夫婦ともに使い勝手の良いキッチンへとリフォームするためには、夫婦2人できちんと話し合う必要があります。

キッチンは、主に「対面キッチン」と「非対面キッチン」2つの種類に分けられます。

キッチンのリフォームしようか悩んでしまったときは、埼玉県内にある住宅・リフォームに関する相談窓口や展示場に足を運んだり、実際にキッチンリフォームを経験されたさいたま市民のクチコミ情報を調べたりすると良いでしょう。

ただし、「おすすめ」や「人気」といった謳い文句のシステムキッチンへのリフォームをご検討中の夫婦は要注意です。こうした謳い文句に惹き付けられる施主様も少なくありませんが、住宅の間取りやキッチンの使用者などによっては、非常に使い勝手の悪いキッチンになってしまうケースがあります。

キッチンリフォームを成功させるためには、「おすすめ」や「人気」といった言葉に惑わされることなく、夫婦できちんと話し合い、何世代にも渡って快適に使用できる安心・安全なキッチンにリフォームすることがポイントです。

【種類別】キッチンの特徴と気になるメリット・デメリット

キッチンリフォームの失敗と成功の分かれ道は、対面キッチンと非対面キッチンの特徴を理解し、そこから得られるメリット・デメリットについて詳しく知ることが大切です。

それでは早速、対面キッチンと非対面キッチンそれぞれの特徴と気になるメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

対面キッチンの特徴

キッチンで作業をしながらリビング・ダイニングの様子を見渡すことができるキッチン。

とても開放的で家族とのコミュニケーションを取りやすいことから、子育て中のさいたま市民を中心にたいへん人気の高いシステムキッチンです。

メリット

  • つねに家族や来客とコミュニケーションをとることができる
  • キッチンからリビング・ダイニングに居る子どもの様子を確認できる
  • テレビを見ながらキッチン作業を行える
  • シンク前のカウンターを利用することで料理の配膳がスムーズになる

デメリット

  • 急な来客に備えてこまめに掃除を行う必要がある
  • キッチンのニキッチンの配置によってはリビング・ダイニングからキッチンが丸見え
  • ニオイや調理中の煙などが部屋中に広がる
  • 調理・洗い物中の油はねや水はねが気になる

対面キッチンの主な種類

  • アイランドキッチン
  • ペニンシュラチッキン
  • I型キッチン
  • セパレート型キッチン (Ⅱ型キッチン)
  • L型キッチン

非対面キッチンの特徴

キッチンの壁に沿うかたちで設置されたキッチン。

キッチン作業中、リビング・ダイニングの様子を見渡すことはできませんが、リビング・ダイニングからキッチンの様子が確認しにくいため、散らかっていてもある程度隠すことができます。

料理好きな人を中心に「調理に集中できる」と話題のシステムキッチンです。

メリット

  • キッチン作業に集中できる
  • 調理・洗い物中の油はねや水はねが気にならない
  • リビング・ダイニングからキッチンが見えにくい
  • キッチンのニオイや調理中の煙などが部屋に広がりにくい

デメリット

  • キッチン作業中、リビング・ダイニングに居る子どもの様子が確認できない
  • 背中側にリビング・ダイニングがあるため、孤独感を感じやすい
  • 家族や来客とのコミュニケーションがとりにくい
  • 料理の配膳がスムーズにいかない場合がある

非対面キッチンの主な種類

  • 独立キッチン
  • 壁付キッチン

キッチンリフォームの平均相場と利用可能な助成金

キッチンリフォームの全国平均相場は、現在お使いのシステムキッチンによって異なりますが、コンロなどの一部機器を入れ替えならば30万円以下、システムキッチン全体の入れ替えであれば50万円~150万円ほどとなっています。

なお、IHといった最新の機器や機能にこだわったリフォームや、効率・動線など居心地の良さに重点を置いたリフォームなどを希望される場合、リフォーム費用が平均相場の倍以上かかるケースもあります。あまりに高額なリフォーム費用が発生することから、キッチンをリフォームしたくてもなかなか実施することができない夫婦も少なくありません。

さいたま市では、国土交通省が推進する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」に当てはまれば、助成金の申請が可能としています。しかし、助成金の申請を希望する場合、キッチン・浴室・トイレ・玄関のいずれか2つ以上を複数リフォームしなければなりません。

また、リフォーム関連の助成金制度については、基本的に予算が決められています。助成金の予算上限に達した時点で申請の受付が終了してしまいますので、助成金の申請を希望される際は、余裕を持ってリフォーム計画を立てることがポイントです。

キッチンリフォームの減税について

キッチンリフォームを行った場合、「同居対応リフォーム」による減税を受けることができます。

同居対応リフォームとは、確定申告時に所得税から控除を受けることができる減税です。

控除金額については、「投資型減税」と「ローン型減税」の2種類あり、キッチン増設を含むリフォームを行った場合に適用されます。ただし、リフォーム後、キッチンを含む浴室・トイレ・玄関のいずれか2か所以上を複数リフォームするなど、細かな条件が多々あります。

キッチンリフォームの減税をお考えの施主様は、リフォーム前にきちんと条件を確認しておくようにしましょう。

キッチンをリフォームして生活の質を向上しませんか。

埼玉県とさいたま市では、市民の健康で文化的な生活に必要不可欠な基盤となる住環境の整備を推進しています。
しかし、家族の健康を“食”の観点から守るキッチンのリフォームは非常に高額なため、安易にリフォーム会社に依頼することができません。

四季彩ホームでは、こうしたキッチンリフォームに関するお悩みやご相談を承っています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。