リフォーム会社ごとに“得意”が違う

さいたま市では人口増加に伴い、住宅のメンテナンスやリフォーム工事に対応している事業者が増えています。

しかし、ひとくちに「リフォーム」と言っても、キッチンや浴室などの水回り工事に強い会社もあれば、外壁・屋根などの住宅外観リフォームを得意とする事業者もあります。

これからリフォーム工事を依頼しようとお考えの施主様は、それぞれのリフォーム会社が得意とする工事のタイプを事前に調べておくことが大切です。

リフォーム専門業者

リフォーム専門業者は、“リフォーム専門”と謳っていることもあり、キッチンや浴室などの部分リフォームから住宅をまるごとリフォームしてしまうフルリフォームまで、幅広いリフォーム工事に精通しているエキスパートです。

しかし、リフォーム専門業者のなかには内装、水回りの設備交換、外壁・屋根工事、屋外設備など住宅の一部分のリフォーム工事に特化した専門業者もあります。

必ずしもすべてのリフォーム専門業者が、幅広いリフォーム工事に対応できるわけではありませんので、リフォーム専門業者に依頼する際は、事前にリフォーム専門業者が得意とする施工範囲を調べておきましょう。

ハウスメーカー

日本各地に営業拠点を置き、住宅展示場にてモデルハウスを公開しているハウスメーカーでは、事業の一部としてリフォームサービスを展開しています。

住宅まるごとフルリフォームから設備の部分リフォームまで幅広い工事を扱っており、戸建てだけではなくアパートやマンションのリフォーム工事まで対応してくれる場合もあります。

ただし、設計や施工については外部に一任しているケースも多いため、ご家族の希望に沿った仕上がりにならないことも。

トラブルが生じた場合に備え、きちんとアフターサービスや保証が受けられるかどうかを事前に確認しておくと良いでしょう。

設計事務所・建築家

設計事務所・建築家は、住宅情報誌などに掲載されているデザインや機能性に富んだオシャレな住宅づくりに長けていますが、大規模なリフォーム工事を得意とするリフォームの達人でもあります。

豊富な知識と柔軟な発想により、ご家族の希望や要望を取り入れつつ、安心・安全で快適な住み心地の良い住宅づくりを提案してくれるため、住宅をまるごとフルリフォームしたい施主様におすすめです。

ただし、新築とリフォームでは施工内容が大きく違いますので、リフォーム工事に慣れている設計事務所・建築家に依頼するようにしましょう。

また、設計事務所・建築家にリフォーム工事を依頼する場合、設計料が割高、ラフプランから既に有料、施工は外注など、一般的なリフォーム会社に依頼する場合と異なる点が多々あることも覚えておきましょう。

工務店

地域住民からの信頼が厚く、ベテランの職人さんが多数在籍している工務店は、壁紙の張り替えなどの内装リフォーム、キッチンや浴室などの水回り設備の交換、エクステリア工事、増改築、バリアフリー化など広範囲に及ぶリフォーム工事への対応が可能です。

しかし、設計担当者が在籍していない場合、外部の設計会社に依頼することになるため、ご家族の希望や要望が伝わりにくい場合があります。

小規模の工務店では、職人さんと直接打ち合わせができるケースもありますので、ご家族の希望や要望をその場で伝えると良いでしょう。

家電量販店・ホームセンター

ここ数年、家電量販店やホームセンターでは、キッチン・トイレ・浴室・洗面化粧台などの交換や店舗で取り扱っているエクステリアの設置などのリフォームサービスを展開しています。

大手メーカーの既製品中心の施工となりますので、ややデザイン性に欠ける点は否めませんが、日本全国に店舗を構える大手企業が展開するリフォームサービスですので安心感はあります。

しかし、施工が外注である場合が多いため、事前にアフターサービスや保証などを確認しておくようにしましょう。

評判の良いリフォーム会社は担当者の対応が良い！

インターネットのクチコミやご近所さんからの評判が良いリフォーム会社には、必ず対応の良い担当者がいます。

対応の良い担当者かどうか見極めるポイントは、

• リフォーム内容を丁寧にヒアリングしてくれる
• 住宅の状態や環境などに応じて適切なリフォームプランを提案できる
• 見積書やリフォームプランの疑問点に対する回答を曖昧な返事でごまかさない
• 追加工事が発生する可能性がある場合、きちんと説明してくれる
• アフターサービスや保証、リフォーム瑕疵保険への加入についての説明がある

など、ご家族の希望や要望に耳を傾け、しっかりとコミュニケーションを取れるかどうかです。

とくに、リフォーム工事後の不具合に対するアフターサービスや保証に関する詳しい説明をしてくれる担当者は、さいたま市内でも非常に珍しいとされています。

近年、さいたま市ではリフォーム工事に関するトラブルが頻発しており、評判の良い信頼できるリフォーム会社に依頼したのに不具合が出たという例が多々あります。

対応の良い担当者であれば、リフォーム工事後に生じた不具合に対応するため、契約書の保証内容、期間についての説明があります。

しかし、新築とは違い、リフォーム工事には修理・賠償請求を行う法的義務がありません。

そのため、リフォーム会社のなかには保証を行っていないケースも少なくありません。

もちろん、担当者の対応が良いからといって必ずしもリフォーム工事の実力が備わっているというわけではありませんが、相手の立場になって細やかな点まできちんとサポートしようとする姿勢はとても重要です。

選んではいけないリフォーム会社のポイント

インターネットのクチコミやご近所さんからの評判を参考に信頼できるリフォーム会社を選んだはずなのに、なぜかリフォーム工事に失敗してしまったという施主様もたくさんいます。

では、リフォーム会社選びに失敗したいためには、どのような点に気を付けたら良いのでしょうか。

1. 誰もが知っている大手リフォーム会社を中心に選ばない

日本各地に支店や店舗を構える大手リフォーム会社は、価格や人材教育などに安定感があります。

しかし、大手リフォーム会社では、リフォーム工事における設計・施工・工程管理などを全て下請け業者に一任していることが多く、中間マージンが発生して予想していたリフォーム費用よりも高くなるケースがあります。

また、大手リフォーム会社と下請け業者の連携が上手く取れていないと、ご家族の希望どおりの仕上がりにならなかったり、工事後の不具合が生じた場合の保証などが受けられなかったりといったトラブルが発生することもあります。

大手リフォーム会社だからといって信頼を寄せすぎてしまうと、予算オーバーやトラブルを招く原因となります。

大手リフォーム会社を中心に選ばず、さまざまなリフォーム会社から相見積もりを取るようにしましょう。

2. クチコミや評判だけでリフォーム会社を選ばない

たとえインターネットのクチコミやご近所さんの評判が良いからといって、必ずしも自分が満足できるリフォーム工事が行えるとは限りません。

費用重視の施主様ならば、デザイン性や担当者の人柄よりもリフォーム費用の安い会社が優良となりますし、こだわりの強い施主様であれば、多少リフォーム費用が高くなってもデザイン性や機能性を重視してくれるリフォーム会社が優良となります。

リフォーム会社選びの決め手は、施主様ごとに大きく異なりますので、クチコミやご近所の評判ばかりに気を取られ過ぎてしまうと、リフォームの仕上がりに満足できなくなってしまいます。

もしも、親しい友人や知人からリフォーム会社を紹介された場合、契約を交わす前に『相見積もりで他社と比較したい』と伝えておくと、友人や知人との関係を悪化させることなく、やんわりとお断りすることができます。

3. 説明不足のうえに契約を急かすリフォーム会社

国民生活センターや消費者センターなどには、

• 訪問販売によるリフォーム契約に同意してしまった
• いま契約すると大幅値引きになりますと言われて契約してしまった
• すぐに交換しないと大変なことになると言われ、言われるがままにサインしてしまった

など、さまざまなリフォーム工事トラブルが寄せられています。

年々人口が増えているさいたま市では、こうした悪徳リフォーム会社による住宅トラブルが後を絶ちません。

このような住宅トラブルを防ぐためにも、まずは他社と比較したいことを伝えると良いでしょう。

リフォームしたい場所に合わせてリフォーム会社を選びましょう。

リフォーム会社の選び方は、現在お住いの住宅の状態・状況だけではなく、予算・デザイン性・機能性などに応じて大きく変わります。

まずは、ご家族でリフォームしたい場所をしっかりと話し合い、リフォーム工事を希望する場所に特化したリフォーム業者を見つけることがポイントです。

四季彩ホームでは、豊富な知識と確かな技術力により、ご家族の希望や要望に沿ったリフォーム工事をご提案しています。

リフォームに関するお悩みや気になる点等ございましたら、お気軽にご相談ください。