住宅の豆知識
家の寿命が縮まる!?雨漏りの原因と解決策について
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先日の台風15号は関東南部を中心に猛威を振るいましたね。
被害に合われた方々にお見舞い申し上げます。
今回は、台風での被害で問い合わせの多かった「雨漏り」についてです。

- 雨が降ると、天井からポタポタと雨水が垂れてくる
- 台風の影響で屋根が壊れてしまい、雨漏りしていないか心配
- いつの間にか天井に大きな染みができていた
など、このような住宅トラブルを引き起こしている主な原因は「雨漏り」です。
ここ数年、日本各地で地震や風水害などの自然災害が増えており、家屋・家財の損壊や損害に関する相談件数が右肩上がりとなっています。
日本でもっとも日照時間が長く降水量の少ないさいたま市も、短時間に局地的な大雨に見舞われる「ゲリラ豪雨」による浸水被害や竜巻などの突風被害が起こっており、例外ではありません。
とくに、雨漏りによる住宅トラブルは、大切な家族を守るために欠かせないお家の寿命を縮める原因となるため、早急に対処する必要があります。
雨漏りが起こる原因

雨漏りといえば、一般的に屋根が原因で引き起こる住宅トラブルのイメージを持たれている人も多いですが、必ずしも屋根が原因で雨漏りがしているとは限りません。
現在、雨漏りの発生源とされている有力なポイントは、屋根、外壁、ベランダの全3ヶ所になります。
屋根が原因で起こる雨漏り
屋根が原因で雨漏りが発生している場合、
- 屋根材の経年劣化
- 自然災害によるダメージ
- 雨仕舞板金の劣化
- ルーフィングの機能低下
- 施工不良
などが考えられます。
とくに、比較的穏やかで過ごしやすいさいたま市の場合、季節の変わり目になると天気が荒れやすいため、自然災害による屋根材のヒビ割れやズレ、浮きなどが起こりやすくなります。
外壁が原因で起こる雨漏り
外壁トラブルによって雨漏りが発生している場合、
- シーリング材の劣化
- 外壁の変形や損傷
- 水切り材の劣化や不具合
- 外壁のメンテナンスやお手入れ不足
- 施工不良
などが考えられます。
日本一の日照時間と快晴日数を誇るさいたま市は、1年間に降り注ぐ紫外線量が多いため、ほかの地域と比べると、屋根・外壁の劣化が早い傾向にあります。
屋根・外壁の劣化を食い止めるには、定期的に屋根・外壁のメンテナンスとお手入れを行うことが大切です。
ベランダが原因で起こる雨漏り
一見、雨漏りと直接的な関係が無さそうにみえるベランダも雨漏りの原因となります。
ベランダによって雨漏りが発生する主な原因は、
- ベランダと外壁の接続部の劣化
- 排水口、排水溝の詰まりや破損
- 防水層の劣化
- 勾配異常
- シーリング材の劣化
- 施工不良
などが考えられます。
屋根や外壁と同じように、ベランダもつねに紫外線や風雨にさらされています。
大切な家族とお家を守るためにも、定期的にベランダのメンテナンスやお手入れを行うようにしましょう。
雨漏りの原因によっては火災保険で補償できる

雨漏り工事の相場金額は、およそ30坪あたり10万円~30万円ほどです。
しかし、屋根の傾斜度合いや雨漏りの影響範囲、修理方法などによって、工事にかかる費用も高くなりますので、できれば雨漏り修理を火災保険でまかなえないものかとお考えの人も多いのではありませんか。
火災保険とは、住宅ならびに家財道具など不動産以外のほぼ全ての財産を保証する保険のことです。
「火災」という名前から、火事が起こったときに補償を受けることができると思われがちですが、台風、雷雨、ゲリラ豪雨、雹などの自然災害に加え、窃盗や盗難なども補償対象となります。
火災保険で雨漏り工事費用に当てたい場合、雨漏りの原因が「自然災害によるもの」として認められることが前提となります。
たとえば、
- 落雷によって屋根材が壊れてしまった
- 台風の影響で雨樋が破損した
- 暴風によって瓦屋根の漆喰が剥がれた
- 雹や雪の重みで雨樋が変形した
- 強風が原因で屋根材の天井部分を止めている楝板金が浮いている
など、自然災害によって屋根などに不具合が生じ、それが雨漏りの直接の原因として認められれば、火災保険で工事費用をまかなうことができます。
雨漏りの原因を突き止めることでお得に工事することができます。

さいたま市は比較的降水量の少ない街ですので、雨漏りとは無縁と思われている人も少なくありません。
しかし、ここ数年は異常気象の影響によって、ゲリラ豪雨や竜巻などの突風による自然災害によって屋根や外壁がダメージを受けたことで、さいたま市でも雨漏りによる住宅トラブルが増えています。
四季彩ホームでは、雨漏りによる住宅トラブルを火災保険でまかなうことができるかどうかプロの目線でしっかりと調査・診断しております。
雨漏りに関する気になる点などございましたら、お気軽にご相談ください。
築5年以上ならまずはお家の調査を
火災保険は火事以外でも申請することが可能です。自分では破損が確認できなくても、築5年以上の建物であれば被災箇所がある可能性が高いため、一度調査することをお勧めします。損傷を発見できれば火災保険を活用して補償金を受給できます。