住宅の豆知識

子ども部屋よりおすすめ?リビングにキッズスペースをつくろう!

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さいたま市では 小学校へ入学したタイミングで 子ども部屋の用意を検討される子育て世帯が多いですが、東京都のベッドタウンとして発展した衛星都市という側面もあり 少子高齢化が進む現代日本では珍しく 毎年およそ1万人近くも人口が増えています。

そのため さいたま市内には 狭小住宅や集合住宅が多く 子ども部屋を用意したくても 部屋数が足りなかったり スペースが狭かったりと 用意できないことも。

しかしながら、子ども部屋は 必ずしも必要ではない と考える子育て中のパパやママも少なくありません。

子ども部屋が必要ない理由として いま子育て世帯のあいだで 話題となっている「キッズスペース」の存在があります。

本来 キッズスペースとは、大型商業施設や公共施設などに設けられている 小さな子どもを遊ばせるためのスペースのことですが、家族が集まるリビングや寝室など 部屋の一角に設けられた 子どもたちが遊んだり 勉強したりできるスペースも「キッズスペース」と呼ばれています。

子ども部屋には 子どもの自立心を養い 管理能力を向上させる、子どものプライベートを守るといったメリットがありますが、キッズスペースには パパとママの目が届きやすい、誘惑が少なく 勉強に集中しやすい、家族でのコミュニケーションが取りやすい といった さまざまなメリットがあります。

ここでは、お子さまの年齢に合わせたキッズスペースづくりをご紹介します。

子どもの年齢に合わせたキッズスペースづくり

■未就学キッズ

小学校に入学する前の未就学キッズは 好奇心が強く なにごとにも興味・関心を抱くお年頃ですので、在宅勤務・テレワーク中、掃除・料理など家事の合間に 子どもの様子を確認できるキッズスペースづくりがポイントになります。

家族が集まるリビングは 自然と目線が下がる場所になりますので、いつも どんなときに笑ったり怒ったりしているのか、病気やケガをしていないか、危ないことをしていないか など、子どもに寄り添いながら しっかりと様子を確認することができるため キッズスペースに最適な場所といえるでしょう。

■小学生

1年生から3年生までの小学校 低学年の子どもは 明るく元気いっぱいでコミュニケーション能力が高まるお年頃になります。

自立心が強く 自分のことよりも まわりの人や自然・環境への関心・興味を抱きやすいため、パパとママの声が届きやすく 子どもの自立心を損なわない ほどよい距離感を保てる ダイニングにキッズスペースを設けるのがおすすめです。

4年生から6年生までの小学校 高学年の子どもは 興味・関心の対象が世界へと広がり、いよいよ本格的な勉強が始まるお年頃となります。

家族と同じ空間に居るという安心感がありつつ 勉強に集中できる空間づくりがポイントになりますので 家族が集まるリビングやダイニングの中心部から 少し離れた部屋の一角に スタディコーナーというかたちでキッズスペースを設けるとよいでしょう。

■中学生・高校生

思春期を迎える中学生・高校生の子どもは 自立したい気持ちと甘えたい気持ちで揺れるお年頃になります。

これまでの知識や経験を活かして 自分の力で問題やトラブルが解決できるよう自立心を養いたい、子どものプライバシーを守りつつ 管理能力を向上させたいとお考えならば、個室または半個室タイプのスタディコーナーを設けると良いでしょう。

ほどよい緊張感と安心感があり 家族とのコミュニケーションが取りやすく 雑音のある状況下でも集中して勉強に取り組みたいとお考えならば、オープンタイプのスタディコーナーがおすすめです。

おしゃれなキッズスペースづくりアイデア

「キッズスペース」という言葉から“小学校に入る前の子ども向けのスペース”というイメージをもたれているご家族もたくさんいます。

しかし キッズスペースは 子どもの成長に合わせて 自由にデザインすることができることが魅力のひとつとなっており 子どもから大人まで気軽に利用できる多目的スペースとして利活用することができます。

自由度の高い 黒板のあるキッズスペース

黒板塗料や黒板クロスを使って リビングやダイニングの壁を 黒板へとリフォームすることで おしゃれなカフェ風のキッズスペースに仕上がります。

とくに1歳半から2歳くらいの子どもは ストレスを感じたとき、パパやママの気を引きたいときに 壁に落書きしてしまうことがあります。

壁を黒板にリフォームすることで 子どもが壁に落書きをしても サッと消すことができますし 子どもの絵をインテリアとして残しておくこともできます。

子どもが成長した際には 黒板のある壁を間仕切りで囲い 机と椅子をセッティングすることで 個室・半個室タイプのスタディコーナーとして活用することができます。

簡単にオン・オフが切り替えられるキッズスペース

リビングやダイニングの一角に カーブに対応した 機能カーテンレールを設置することで 子どものプライバシーを守りつつ 家族の気配が ほどよく感じられる キッズスペースが完成します。

子どもが小さいうちは 遠くからでも子どもの様子が確認できる ほどよい透け感のあるレースカーテンを取り付けると良いでしょう。

反対に 思春期を迎えた子どもがキッズスペースを利用する場合には 遮音性・吸音性のある厚手の防音カーテンを取り付けることで 在宅学習・リモート授業に集中して取り組むことができる空間づくりができます。

カーテンを開閉することで 簡単にオン・オフの切り替えができるほか、キッズスペースを利用していないときは カーテンを開けることで 部屋を広く見せられる、掃除がしやすくなる といったメリットもあります。

デッドスペースを活用した キッズスペース

東京都のベッドタウンである さいたま市では「ミニ戸建て」と呼ばれる 小さくて可愛らしい狭小住宅にお住いの子育て世帯も少なくありません。

しかし 狭小住宅の平均敷地は15坪~20坪であるため 子どもが安心して遊びや勉強に取り組めるキッズスペースを用意できないとお困りのパパとママもたくさんいます。

キッズスペースづくりには 明確なルールはありませんので、デッドスペースになりやすい階段下やリビングの窓際スペースに カーペットを敷いたり 机と椅子をセッティングしたりするだけでも 十分に子どもの遊び場・スタディコーナーになります。

ほかにも リビングやダイニングの上スペースにロフトを設ける、使用していない押入れや納戸を書斎にするといったリフォーム・リノベーションアイデアもありますが、リフォーム費用が やや高額であるため 資金計画について きちんとリフォーム業者と話し合うことが大切です。

後悔しないキッズスペースづくりのポイント

さいたま市にお住いのご家族のなかには、

  • キッズスペースを用意したのに 子どもが使ってくれない
  • 収納不足でモノが散乱して 生活感が出てしまう
  • 子どもが独立してしまい 持て余している

といった キッズスペースに関するお悩みを抱えているパパとママがいます。

住宅リフォーム・リノベーションにて 新たにキッズスペースを設ける際には 誰が どのような目的や用途で どのくらいの期間 使用するのか よく考えることがポイントになります。

たとえば 子どもが独立するまで 遊び場や勉強スペースとして 利用してほしいとお考えの場合、リビングまたはダイニングの一角に 個室もしくは半個室タイプのキッズスペースを用意すると良いでしょう。

とくに 防音対策、空調・換気性能、圧迫感の有無、照明の明るさ、インターネット環境、コンセント数、収納スペースなどは キッズスペースの快適性と居心地の良さに大きく係わる重要な要素となります。

自然と家族が集まるリビングにこそキッズスペースは相応しい

子ども部屋を用意したいけれど お家が狭くて用意することが難しい場合、家族のコミュニケーション空間である リビングの一角に キッズスペースを設けることで 簡易的な子ども部屋をつくることができます。

キッズスペースには 子どものプライバシーを守る個室タイプ、ほどよく家族の気配が感じられる半個室タイプ、家族との繋がりを大切にできるオープンタイプがあります。

四季彩ホームでは、お子さまの年齢に合わせて リビングの一角に設けられる キッズスペースのリフォーム・リノベーションプランをご提案しております。

ぜひお気軽にご相談ください。

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