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話題の省エネ住宅リフォーム「スマートハウス」とは?

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2015年9月、国連サミットにて全会一致で採択された 持続可能な開発目標「SDGs」をきっかけに さいたま市では若年層世帯を中心に 暮らしにIoTを取り入れ 住まいをスマートハウス化するリフォーム・リノベーションへの関心があつまっています。

ところが、スマートハウスへの興味・関心はあるけれど リフォーム・リノベーションを行う際にかかる費用や工事に関する具体的な内容など、住まいをスマートハウス化することで 日常生活にどのようなメリット・デメリットがあるのかを詳しくご存知のご家族は あまり多くはありません。

ここでは、近年 話題となっているヒトと地球環境に優しい省エネ・エコ住宅として さいたま市にお住いのご家族を中心に興味・関心をあつめている「スマートハウス」とは どのような住宅なのかをご説明します。

スマートハウスとは

日本では2011年3月に発生した東日本大震災をきっかけに 大手ハウスメーカーを中心にIoTを取り入れた住まいのスマートハウス化を積極的に提案しています。

スマートハウスとは、IT技術など最新テクノロジーを駆使した住宅になります。

2019年に矢野経済研究所が行った「国内の次世代住宅関連主要設備機器」の調査によると 今後 日本のみならず世界においてスマートハウスやZEHといった次世代住宅における市場規模は急速に拡大すると予想されています。

スマートハウスの始まりは、1980年代 アメリカ・NAHB (全米住宅建設業協会) が行った 未来的で利便性を可能とする安心・安全な住宅を実現するための実証プロジェクトがきかっけとされています。

当時は人の出入りによって自動的にライトが点灯・消灯したり 侵入者を感知したり 火災の発生を知らせるといった簡単なものでしたが、1990年代には 自動カーテンや人感センサーが搭載され、2000年代には インターネットを駆使した機能・技術を取り入れた住まいが誕生しました。

いまでは スマートフォン・タブレットやパソコンなどのデジタル機器を住宅と連携させる IoT (Internet of Things) 技術を活用した最先端な住まいへと進化しており、従来のスマートハウスよりも さらに日常生活の利便性と快適性が向上し さらにヒトと地球環境に優しい省エネ・エコ住宅へと進化しています。

住まいをスマートハウス化する主なメリット

家庭で使うエネルギーを自家発電できる

住まいをスマートハウス化することで 太陽光発電システムをはじめとする住宅設備によって 自然エネルギーを家庭で使用できるエネルギーへと変換することができるようになり、電力会社から電力を購入する費用が抑えられ 光熱費を大幅に削減することが可能となります。

太陽光発電システムと併せて住宅用蓄電池を設置することで 昼間のうちにつくり出した電力を蓄電池に貯めておくことで 夜間に使用する電力もまかなうことができます。

また、蓄電池の役割は 電力を貯めておくだけではなく 台風・地震などの自然災害や突然の停電が発生した際の非常用電力としても活用することができるため 防災時でも安心です。

HEMSによるエネルギーの効率化

住宅リフォーム・リノベーションにて 太陽光発電システムの導入・設置をお考えならば、HEMSも併せて導入すると良いでしょう。HEMSとは、「Home Energy Management Service.」のことであり 家庭内において電気を使用している家電・電化製品といった“モノ”について 一定期間に使用された電力使用量や稼働状況などをひと目で把握できるよう電力使用の最適化を図る仕組みのことです。

分かりやすい言葉では「日常生活における消費エネルギーを見える化」となります。

完全なるスマートハウス化へのリフォーム・リノベーションは予算的に難しい場合であっても、せめて毎日どのくらいの電力を消費しているのかを確認したいとお考えのご家族におすすめです。

HEMSは 屋根・カーポート・庭などに設置されたソーラーパネルの発電状況を見える化 することも可能ですので 太陽光発電システムによってつくられた電力の販売・自家消費を行っている世帯では とても役立ちます。

スマートハウスへのリフォーム補助金・助成金が利用できる

さいたま市では 住宅における消費エネルギーの地産地消ならびに効率的なエネルギーの活用を目指しており その一環として住まいのスマートハウス化の推進に向け「スマートホーム推進・創っては減らす」機器設備の補助金制度を実施しています。

2021年度より 新たに「ZEH (ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」が補助金制度の対象となりましたが、申請者1人につきAパターンとBパターンどちらか一方での申請となり AパターンとBパターンの併用ができないため Aパターンの太陽光発電設備とBパターンのZEHを併用して申請することができない点に注意が必要です。

さいたま市:《補助金》「スマートホーム推進・創って減らす」機器設備補助金
https://www.city.saitama.jp/001/009/015/010/001/p035077.html

住宅リフォーム・リノベーションにて 住まいをスマートハウス化する場合、太陽光発電システムや家庭用蓄電池などの設置・導入する必要があり、高額なリフォーム費用がかかります。

さいたま市を含む埼玉県の各自治体では スマートハウスへのリフォーム・リノベーションにかかる初期費用の一部を補助することで 太陽光発電システムや家庭用蓄電池などの設置・導入をサポートしています。

ただし、自治体によって交付の条件や予算額が異なるほか すでに補助金の申請が終了している可能性がありますので 住宅リフォーム・リノベーションを始めるまえに あらかじめ自治体に確認しておくことをおすすめします。

住宅リフォームによるスマートハウス化

近年 さいたま市では、東日本大震災やSDGsをきっかけに住宅リフォーム・リノベーションによる住まいのスマートハウス化を検討されるご家族が増えています。

住まいをスマートハウス化することで 家庭での消費エネルギー量がひと目で分かるようになり 我慢やストレスを感じることなく温室効果ガスの排出量削減が可能となり 自家発電による節電や自動水栓による節水などにより光熱費を抑えることができます。

また、スマートハウスへとリフォーム・リノベーションすることで 共働き世帯の増加に伴う家事負担の増加、核家族化、晩婚化による防犯対策といった 現代日本が抱える社会的な問題の改善策にも繋がるとして注目されています。

住宅リフォーム・リノベーションにて 住まいをスマートハウス化するにあたり重要なポイントは「HEMS」です。

電気・ガス・水道など 家庭で消費されるエネルギー量や使用状況をスマートフォンやパソコンを使って「見える化」することで 消費エネルギー量を最適化し制御する必要があります。

HEMSを構成する住宅設備やシステムには 大きく分けて3つあります。

1つは エネルギーを創る「創エネ」、2つめは エネルギーの消費を抑える「省エネ」、3つめは エネルギーを蓄える「蓄エネ」になります。

創エネ

太陽光発電システム、太陽熱利用システム、エネファーム、エコフィルなど 自らエネルギーをつくり出すことができる住宅設備やシステムを「創エネ」と言います。

自然の力を利用して 日常生活に必要なエネルギーを創り出すことで エネルギーの自給自足が可能となるだけではなく 家庭における二酸化炭素の排出量を最小限に抑えることができます。

省エネ

HEMS、エコキュート、オール電化など 家庭でのエネルギー消費量を効率化するための住宅設備やシステムを「省エネ」と言います。

資源の乏しい日本では 石油・石炭・天然ガスといった 一次エネルギーを海外から輸入することで 快適で便利な日常生活を過ごすことができています。

しかし、一次エネルギーは無限に手に入るものでないため いずれ枯渇し 一次エネルギーが手に入らなくなってしまいます。

家庭で消費されるエネルギー量をHEMSで「見える化」し、消費エネルギーを効率的かつ節約することで少ないエネルギーでもパワフルに使用することができます。

蓄エネ

創エネによって つくられたエネルギーを無駄にすることなくキッチリ蓄えておくことができる住宅設備を「蓄エネ」と言います。

太陽光発電システムによる発電や電力会社から購入した電気を家庭用蓄電池や電気自動車に蓄えておくことで 災害時や計画停電時も電気を使用することができます。

また、ここ数年では 発電に必要な太陽が出ている日中につくられた電気を蓄電池に貯めておくことで 夜間や悪天候時でも安心して電気を使うことができると 太陽光発電システムと併せて設置・導入を検討されるご家族が増えています。

スマートハウスのデメリット

ヒトと地球環境に優しい住宅として さいたま市では子育て世帯や中壮年世帯を中心に住まいのスマートハウス化への関心が高まっています。

ところが 実際に住まいをスマートハウスへとリフォーム・リノベーションしたことに失敗・後悔に感じているご家族も少なからずおられます。

いま お住いの住宅をスマートハウスへとリフォーム・リノベーションする場合 太陽光発電システムや家庭用蓄電池、HEMSなど新たな設備の設置・導入が必須となります。

しかし、スマートハウス化に必要な設備の多くは初期費用と定期的なメンテナンス費用が高額であることから 「家計への負担が増えた」と 設置・導入後に後悔されるご家族もいます。

スマートハウスへのリフォーム・リノベーションにかかる高額な初期費用は 省エネ・エコ関連の補助金・助成金制度を利用することで初期コストを抑えることができます。

定期的なメンテナンス費用については 手厚い保証やアフタフォローが受けられるメーカーを選び、万が一に備えて 火災保険の補償対象となっているかを確認しておくとメンテナンスコストを安く抑えられる可能性があります。

また、住まいのスマートハウス化に伴い これまで使用していた家電・電化製品からHEMS対応の家電・電化製品へと買い替える必要があります。

しかし、日本では まだまだHEMSの普及率が低いこともあり 2021年現在 HEMSの通信規格に対応した家電・電化製品の種類が少なく 販売価格も高いため HEMS導入後に「失敗した」と感じるご家族も少なくありません。

ほかにも スマートフォン・タブレットなどデジタル機器への依存や個人・家族IDのセキュリティ問題などのデメリットもあります。

HEMS対応の家電・電化製品は省エネ・節電意識の高まりとともに今後増えていく可能性がありますが、スマートフォン・タブレットなどデジタル機器への依存と個人・家族IDのセキュリティ問題については リフォーム・リノベーションを始める前に ご家族できちんと話し合い 正しい情報をもとに万全な対策を取ることが大切です。

スマートハウスにリフォームして住宅をIoT化しませんか?

現在お住いの住宅をリフォーム・リノベーションし、住まいをスマートハウス化することで 家庭で使用されたエネルギー消費量が分かりやすく「見える化」され ヒトと地球環境に優しい暮らしを実現することができます。

しかし、スマートハウスはIoTやITといった最先端技術が最大限に活用されており 自然の力を利用してエネルギーをつくる「創エネ」、創エネによってつくられたエネルギーを蓄える「蓄エネ」、家庭で使用するエネルギー消費量を効率化し無駄なく利用する「省エネ」 これら3つを連携させ HEMSで管理することで より効率的にエネルギーを使用することができ 大幅な光熱費の削減も可能となります。

四季彩ホームでは、住まいをスマートハウスへとリフォーム・リノベーションすることで住宅をIoT化することで より快適で便利な暮らしの実現をご提案しております。

スマートハウスに興味・関心はあるけれど リフォーム・リノベーションの方法が分からない、スマートハウス化によるデメリットの改善策を知りたいなど 住まいのスマートハウス化に関するお悩みや気になる点などございましたら、ぜひ四季彩ホームまでご相談ください。

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