住宅の豆知識
外壁塗装の相場で知っておきたい3つのこと
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壁・屋根塗装が初めての方には相場について漠然と「本当に正しいの?」と思うことが多いですよね。
そこをしっかりとご説明して、納得いったうえで施工に進んでもらうのが業者の務めなのですが、残念ながらすべての業者がそこまで徹底して営業しているとは言えないのが現状だと思います。
そんな業者にあたってしまっても自分でしっかりと判断するために相場に関して大切なポイントが5つありますのでご紹介します。
1.外壁塗装の相場とは?
外壁塗装の料金は様々な要素から成り立っていますが、大きく影響するのは塗料の種類とお家の大きさです。
したがって、業者に依頼する前に希望する塗料とお家の代替の大きさからだいたいの料金を算出しておくことが非常に重要だと思います。
そこからいくら高いのか、安いのか、あるいはどれだけ高品質になるのか、といったことを判断していくと、たとえ営業の説明が親切でなかったとしてもある程度納得感をもって施工に進めると思います。
2.外壁塗装の相場を知る上でもっとも大切なこと
ただ、相場観を持った人でも、業者の見積りをみたら「自分の想定と全然違う」なんてことがあるかもしれません。
実は、塗料やお家の大きさが分かっても、正確な料金は見積りしてみないとわかりません。
それは、業者や職人にもそれぞれ「個性」があるからです。
例えば、一言でシリコン塗料といっても水性なのか油性なのか、1液性なのか2液性なのか、どこのメーカーの商品なのかで料金が変わってきます。
ここは、それぞれの職人さんのこだわりやお客様のご要望が強く反映される部分です。
さらに言うと最近はやりの「相見積もりサイト」も実はあまりあてになりません。
それぞれの業者や職人がこだわりを持って提出した見積書は、塗料の種類から施工の方法まで異なるものとなっているはずで、それを比べることに意味がないからです。
本当は、トータルコストでみるとお得なフッ素塗料を提案しても、安いシリコン塗料に料金で負けて、「本当にお客様本位の施工ができない」という事態になってしまいます。
相場を知ることで大切なことは、正確な料金を算出することでも、相見積もりをとることでもなく、ある程度の予算を立てたうえで業者ごとの提案内容をしっかりと理解する基準を持つことなのです。
3.悪徳業者が相場より料金を抑えられる具体的な理由
逆に、あまりにも安い料金を提示されたら、悪徳業者と疑ったほうがいいかもしれません。
こういった業者が相見積もりで「勝って」お客様もがっかりすることがないように、そう言った業者の具体的な手口をご紹介します。
・経験のない人やアルバイトを雇って人件費を抑える
・塗装工程を省く
・養生や下地処理をやらない
こういった施工はものの見事に数日から数ヶ月で結果に出ます。
せっかく数十万かけて塗装してきれいにしてご近所様にも自慢できるお家になったのに、数日後にご近所様から心配されるような状態になったらシャレになりませんよね。
安すぎても、高くてもダメ。
外壁塗装をするのが初めてでも、ある程度知識を持って臨むことが大切ですね。